「きらめくジャンクフード」熱くなりますね | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

きらめくジャンクフード/野中 柊

おいしそうな描写:食食食 /5

そんな楽しみ方が……:驚驚驚 /5



野中柊さんの「きらめくジャンクフード」を読みました。

野中さんの本読んだことがないと思っていましたが、

この本、既読でした……



著者があらゆうジャンクフードについての思い出や

こだわりの食べ方などについて

ひたすら語り続けるエッセーです。


各食べ物ごとに書かれているので、

目次だけでおいしそう。


ハンバーガー、ポテトチップ、チョコレートチップクッキー、

ピーナッツバター、ポップコーン、アイスクリーム、

ベーグル、パンプキンパイ、クラムチャウダー、アップルパイ、

バナナブレッド、サンドイッチ……


と、これでまだ4分の1です。


著者の語り口調が最初から最後まで熱いです。

各項目で

「めっっっっっちゃくちゃ美味しい」

「それだけでもう充分」

などなど連発。


おもしろいし、おいしそうだし、

ジャンクフード好きには共感を誘います。


各項目の食べ物をとにかくベタ褒めされているので、

どれも日常的に口にされているような印象があり、

どんな食生活なんだろうかと、謎に思ったりもした。


他人事じゃないですが……


人の好みの食べ方を知るってなかなか面白いですね。


ピーナッツバターは無糖派か加糖派か、

おにぎりの海苔はしんなり派かパリッと派か、

ピザ生地はふかふか派かパリパリ派か……


自分ならどうかなぁと思いながら読めるのも

おもしろかったです。


そして私の一番共感したのは、腐りかけのバナナで

作ったバナナブレッド。

おいしいんですよ、甘くて。

それを無糖のミルクティーに浸して食べたりすると

天国が見えます。


さらにピーナッツバターも共感しました。

著者と同じく無糖派です。

カリカリに焼いた雑穀パン2枚にべったり分厚く塗って

レーズンを挟むのが大好きで、お弁当によく

持って行きました。


ジャンクフード、きらめいてますね。