小説も現実も怖かった | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

辻村深月さんの「冷たい校舎の時は止まる」を

読んでいます。


8人の男女が雪の朝に校舎に閉じ込められ、

それに2ヶ月前の学祭の最終日に自殺した人物の影が……


8人とも自殺した人物の記憶が消されていて、

さて誰が自殺したのか、と

5時53分で時が止まった校舎の中で

思案する。


ちょっと怖いお話です。


さて、

この小説に怖いシーンがいくつかありました。


閉ざされた校舎は圏外なのに

自殺した人物からだと思われる電話や

メールが入るのです。


電話から飛び降り自殺の際の物音が聞こえてきたり、


「せきにんを  かんじてください」

「はやくおもいだして」


と、メールが入るシーン、鳥肌がたちました。



昨夜、寝る前にメールが入った。

知らない番号からで名前がでない。


おや? 誰か携帯変えたの?


と、見てみると――




「こんばんは、僕のこと覚えてますか」


!!!




寝られなくなった……


かなりタイムリーな嫌がらせです。

本当に誰だかわかりません。


刺されたら……どうしよう……