「朝日のようにさわやかに」眠い話もありました | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

朝日のようにさわやかに/恩田 陸

恩田さんの短編集「朝日のようにさわやかに」

を帯の

「この一冊で恩田陸の作品世界を一周できる!

 入門書として最適。」

に惹かれて読みました。

恩田さんの作品はまだまだ入門者ですから。


14編のちょっと不思議な話からスプラッタ系、

ホラー系、ショートショートみたいなものまで

いろいろと入っていました。


どちらかと言うと不思議な話が多かったように

感じます。

肌に合うものもありましたが、

眠くなるものもありました。

久しぶりに読みながら寝た、すみません。


話が逸れますが、「赤い鞠」という

短編を読んでいるときに寝ました。


この話は少女が赤い鞠を追っているうちに

不思議なところに迷い込んでしまう、

というストーリーなのですが、

私も夢の中で本の続きを読んでいる

んですよ。

起きてからまた読み出したら夢の中と

ストーリーが違う(笑)


そんな不思議(?)な体験も

ありましたが、まぁおもしろかったです(^^;)


恩田さんって不思議な作家さんですね、

これを読んでもまだどういう作家さんなのか

つかめませんでした。


おもしろかった短編は


・「あなたと夜と音楽と」

 ラジオのDJの会話のみのストーリーです。

 殺人事件のあった公園をのぞくスタジオで

 二人のDJの会話を通して殺人事件の全貌が

 明らかになって行きます。

 地の文がまったくないのが斬新でおもしろかった。


・「冷凍みかん」

 地球儀の模様の入った冷凍みかん、

 実験のためにアラスカあたりにメスを入れたら

 アラスカで大地震が。

 このみかんをどうすればいいのか。

 くだらなくておもしろいです(笑)


こんな感じでした。

他にもよかったのはあったのですが、

長くなるのでこの辺で(^^)