風立ちぬ 宮崎駿
- 風立ちぬ [DVD]/ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- ¥5,076
- Amazon.co.jp
- 【特典あり版】風立ちぬ
- ¥3,909
- 楽天
所感
今回の話は堀越二郎のゼロ戦の完成と菜穂子との恋物語だったんだけれども、どちらも印象いまひとつだった。ただ菜穂子が自分の死期が迫ってきていることを悟って、夫の堀越二郎の元から姿を消す、あの場面は品性を感じた。
人に強くなる極意 佐藤優
- 人に強くなる極意 [ 佐藤優 ]
- ¥905
- 楽天
- 人に強くなる極意 (青春新書インテリジェンス)/青春出版社
- ¥905
- Amazon.co.jp
佐藤勝
私が最も好きな著者の一人。
理由は、非常にインテリジェンスな人物で、且つ実用的なノウハウを教えてくれるからだ。
彼の専門はロシア外交だが、それ以外にも宗教学、神学をはじめ著書の内容は多岐にわたる。
最近では多くの人が抱えている問題である、社会ストレスを解決する書籍も執筆している。
今回は、対人・対自分に悩んでいる人にお勧めの書籍を紹介します。
第一章 怒らない
・突然キレル人には理由が無い。一種の病気である。今回はそのような人は論外。
・怒るのには理由がある。
1.2度とうそをつかせないようにするため。(体に恐怖を植えつける目的)
2.中間の上司が怒られることで、その上の上司に怒られることを防ぐため。(一番上の上司に怒られないですむ)
3.イージーミスをした際。それが大きな問題に発展する可能性があるため。難しいことを間違ったところで、怒ることはまず無い。
・本当に怖いのは、怒らない人。突然、面会を拒絶されたりする。
・立場の弱い人間を怒らない。
・若いうちは怒り方よりも怒られ方を学ぶべき。
・自分の怒りの原因は何なのかを知る。紙に怒りの原因を書いていく。そうすることで自分の怒りを客観的に分析することができる。
・小説・映画を見て、疑似体験する。(怒りの知識と経験を得るのが目的)
・客観的にアドバイスをしてくれる人を身近にもつ。
最近、自分から人が離れていくなと感じたら、精神科のカウンセラーを受けてみる。この際、カウンセラーが自分の話をよく聞いてくれる人を選ぶ。単に薬を出してしまうようなカウンセラーはNG。
第二章 びびらない
・世の中はびびらせることで成り立っている。少しでも相手より優位に立ちたいという気持ちから生まれる。
・何に対してびびっているのかを知る。
相手の内在的論理を知る。(相手の性格・意図していることを知る。)
知ることができれば、対策を打てる。びびる必要は無くなる。
・時には逃げるべきときもある。
・自分の力量を知る。普段から120%の仕事をこなすようにする。そうすることで、実力が知れるし、限界も分かる。
第三章 飾らない
・誰もが持っている優越欲。これが自分を大きく見せたいという思いにさせる。例えば、会社での営業ノルマは、この優越欲を利用しているもので、まるでノルマが全てのように錯覚させてしまう。大事なのは、そういった社会の状況を一歩引いた冷めた目で見てみること。そうすることでこのカラクリにはまることはなくなる。
・職場でのはったりは命取り。出来ないことは出来ないとはっきりと言う。
・自分を飾らず、助けを求められる人は仲間も増える。(助けを求められて嫌がる人はいない。)
・自分の根っこはなんなのかを知る。宗教か、哲学か、家族か、、、。
・自分を飾らずにいれる相手はいるか?とても大切なこと。
第四章 侮らない
・仕事なんてちょろいと思ったら要注意。そこに侮りが生じ、思わぬ事態をもたらす可能性が出てくる。
・自分の侮りに気づくには
1.代理経験をつむという目的で、関連の本を読む。(雪印乳業、山一證券、戦史物)
2.内省ノートをつける。家に帰ったら、他人に言われたことをノートに書いてみる。そこから客観的にその言葉の分析をする。
・組織を侮ってはいけない。例えば、勤めている会社など。プライベートな領収書をばれないだろうと思って経理に出したりしない。
・社内の情報通や経理、庶務の人と仲良くしておく。そうすると密かに注意をしてくれたりする。
・フォローをしっかりする。送りっぱなしのメールで安心しない。フォローの電話をして、届いたかどうか確認することが大切。
第五章 断らない
・急な仕事でも嫌な顔をせずに、断らずにやる。120%の仕事量をこなし、実力をあげる。優先順位をつけて何が優先なのかを見極める。そうすることで、量がある場合でもこなすことが出来る。
・飲み会完全シャットアウトはNG。全く誘われなくなる。途中退席のテクニックなどを使う。
・逆に断らないことで多くの事を得られるようになると、発想を変えてみる。
・どれだけリスクを抱え込んでいるか。リスクをとらないと人生はつまらない。仮に自分に嫌な事があっても、後になって考えてみると自分にとってプラスになっていることがある。
第六章 お金に振り回されない
・自分の労働を高く売るためには、スペシャリストになる必要がある。代えがいないような人になる。
第七章 諦めない
・自分の適性を知る。その上で仕事を選ぶ。明らかに難しすぎる仕事にこだわり過ぎない。
・出世を目標にして働くべきではない。現代の人口の構造からして、がんばれば報われるという時代は終わった。となれば、出世できる人はほんの一握り。揚げ足をとってまで出世に執着せずに、職場を変えたほうがいい。
・目標は期限付きで内省ノートに書く。期限終了後、達成できなかったら何が原因で達成できなかったのか分析する。
第八章 先送りしない
仕事の優先順位をつける。何が急ぎか、何が後で大丈夫か。これをノートなどに書くことが大切。
心との戦い方 ヒクソン・グレイシー
- 心との戦い方/新潮社
- ¥1,728
- Amazon.co.jp
- 心との戦い方
- ¥1,728
- 楽天
ヒクソン・グレイシー のすごいところはその精神力の強さである。
彼を語るときに必ず出てくるキャッチフレーズは’’400戦無敗の男’’である。
彼はいかにこの偉大な成績を上げることができたのか、それをヒクソン本人が教えてくれます。
そして、この本のすごいところは、ヒクソンが日本人に向けて書いてくれているということなのです!!
彼がどれだけ日本に対して愛着を持ってくれているのか、分かっただけでもうれしい!そんな本です。
1.考え方ひとつで未来は変わる。
例えば、Aという人が狭くて暑苦しい場所に閉じ込められたとする。
彼は思った。’’こんな場所にいたら、苦しくて死んでしまう。’’
一方、Bという人はこう思った。’’確かにここは暑くて狭い。でも落ち着いてゆっくり呼吸したら何とか生き延びることはできそうだ。’’
AとBのおかれている環境は同じである。しかしながら、Bのほうが間違いなく生き延びるチャンスはあるだろう。
このように困難な状況に直面した場合、できるはずだと死力を尽くせば、その状況を解決することは可能かもしれない。
反対に、もうだめだ!と思ってしまえば、本気で解決しようとしていないために状況を良くすることは極めて困難になる。
2.プロ初戦 レイ・ズール戦
1Rが終了したとき、ヒクソンはあまりの疲労に、もうこれ以上は戦えないとセコンドにいた父に言った。
しかし、これの父はヒクソンを励ました。相手も疲れている。大丈夫だ、きっと勝てる!
父の言ったとおり、ズールは極度の疲労で動きが鈍ってしまい、ヒクソンは勝利した。
(以下抜粋)私が勝てた要因は、身体能力でもテクニックでもなく、メンタルだった。
1Rが終わったとき私の心は’’もうこれ以上戦えないという判断を下し、試合を放棄していた。
自分自身のネガティブなメンタルは対戦相手よりもずっと性質が悪い。間違いなく最大、最悪の敵であり、全てを台無しにしてしまう。
私が勝てたのは、自分の心を自分の敵から味方に変えたから。そのことが、私を敗北から救ってくれた。
この試合で、戦いにおいてメンタルが決定的な重要性を持つことを学んだ。
そして、以後、自分自身の心を二度と自分の敵に回さないことを誓った。
3.勝利を疑ってはいけない。
負けるとは思わない。しかし勝負事だから負けることもありえる。
どんな不利な状況に追い込まれていても、自分のメンタルを敵に回してはいけない。
何故ならば、自分の勝利に僅かでも疑問を抱くということは、自分で自分に敗北を宣告することに等しいからだ。
自分が勝てないかもしれないと思うのは、負けてしまってからで十分だ。
それまでは、何があっても自分の勝利を信じ勝利のためにあらゆる手立てを尽くさなければならない。
4.恐怖心が必要なときもある。
恐怖心を持たない人は愚か者だ。
人は常にミスをする可能性があることを自覚しなければならない。
全てのリスクを計算し、慎重に行動する必要がある。
何かにトライするとき、人は恐怖心をもつ。これは当然のことである。これは自分を保護するためなのである。しかし、自分の中で恐怖心だけ存在するのではなく、勇気と共存させる必要がある。
ミッションを遂行するという強い意思を持ち、勇気を持つことによって、恐怖心をコントロールする。
5.全ての結果を受け入れる覚悟。
世の中、何事もうまくはいかない。
人は何かに挑戦するとき、結果を選ぶことはできない。
結果にいたる過程をどのようにすごしてきたかが重要なのである。
例えば、試験を受ける際に、準備はしっかりとしてきたか、また試験では最善を尽くしたか、もし両方ともYESであれば、何も思い悩む必要は無い。結果よりも過程が重要であるということである。
6.緊張感とどう付き合うか。
精神的なブレを感じたときに緊張感を覚える。
プラスの緊張感はいい緊張だ。新しいことに挑戦したい時などに感じる。
ネガティブな緊張は、一定なレベルを超えると自分をコントロールできなくなる。震えたりなど。
この場合は、内面を落ち着かせることに、努める必要がある。風呂に入る、腹式呼吸などを行う。
7.怒りをコントロールする。
人は常に自分の感情をコントロールしなければならない。
怒りもそのひとつである。
そのためには強い心が必要だ。マイナスの感情をプラスの感情に持っていくテクニックが必要だ。
例えば、試合に負けたときは、自分の弱さに悲観しつつも、もっと練習して自分の力を向上させよう!など。
8.自信を手に入れるには一歩一歩
何かを成し遂げることにより得られる、心理作用である。経験や実績を得ることにより、それを得る。
地道な作業である。しかしこのステップを踏む勇気が無ければ、自身を得ることはできない。
もし今の自分から進歩したいと思っているのであれば、自分の問題、欠点、弱さを見つめるところからはじめないといけない。何故ならば、自分のことを知らない限り解決できないからである。
9.情熱、戦略
取っ掛かりは情熱が必要。しかし闇雲になるのではなくゴールまでの戦略を立てることが大切だ。
戦略を立てるのに必要なことは、いくつかの小さなゴールを作り、それぞれのゴールに対する戦略を立てる。そこまでくれば、もう達成しているのに等しい。あとはセルフコントロールのみが必要になってくるだけだ。
10.現実を見つめ、ときには目標を変更する。
あることをやりたいと思い、実際にやりその分野に向いていないと感じるときがある。
現実と自分の希望がマッチしないときは良くあることだ。そのような時は、自分から目を背けずに実際に達成可能な目標を再び発見し、チャレンジすることを忘れてはいけない。
人はそれがやりべきであること、やるべきではないことを頭では分かっているが、それを行動に移せる人は少ない。ブラジルの諺、悪いものを食べたとしても、それで死なない限りそれはあなたの栄養になっている。
つまり人生において何か失敗したとしても、それで死ぬようなことが無い限りは、それらの失敗は自分の肥やしにやっているのだということ。
何か問題に直面しても、勇気をもって立ち向かう。そしてそれが解決できることを疑わず、チャレンジ、努力することを忘れてはいけない。
11.ベストを尽くしたら、腹をくくる。
ベストを尽くした準備ができたかどうか、大切なのはそれだけである。
必要以上に結果を気にする人がいるが、そのことは逆に害になる。
12.自分人生の人生を生きる。
他人の思惑を気にして生きない。
なぜなら、自分の体は使ってはいるが、自分の人生を生きていないからだ。
人は自分が幸せになるために生きるべきだ。
そのためには時には、全てを捨て去ることが必要だ。
そのことによって、経済的にきつくなるかもしれない。
それでも、本当にやりたいことをやっているという充実感、幸福感は何事にも代えられない。
収入が減ったら、支出を減らせばいい、簡単なことだ。
やりたくないことに時間とエネルギーを使い、心身共に疲れきってしまいうつ病になったり、自殺をしたりする人がいる。気の毒で残念なことだ。そのような人は自分に対してこういうべきだ。
’’もうこんなことは辞めにしよう。他人にどう思われようと、何を言われようと今日からは自分が行きたいように行きよう’’自分の人生の根本を変える勇気を持ってもらいたい。
13.現実と理想のギャップ
理想は自分の理想の仕事をして、その収入で生活できることだ。
しかし、そのように生活できている人は非常にまれ。
だったら、他の仕事をしながら、やりたいことをやればいい。これは大切なこと。
14.日本に対して思うこと
ここでは省略する。(特に重要であるとは感じなかったので。)