今年に入ってから百鬼夜行シリーズを読み返してます。
先日鉄鼠の檻を読み終えました。
作中で登場する祐賢(ユウケン)和尚という坊さんは、自分の侍僧の英生(エイショウ)
を手込めにしようとしたけど失敗。
祐賢の侍僧は自分の行いに対しての折檻だと祐賢を庇うが、そうでは無かったのだと
気付いてしまい、追い詰められた祐賢は英生を心の中で弄んでいた、と白状する。
結局祐賢と英生は師弟を越える関係にはならなかったんですねー。
そんな祐賢の叶わぬ妄想、という事で。
これぞ失われつつある昭和の御耽美!
耽美って姿形だけの美しさだけじゃなくて、禁断や背徳、許されない恋、
そういう背景の美しさもあってこそだろうなーと。
しかし、残念ながら御耽美後期ー開拓されたBL全盛の世代。
現代BLも嫌いではない(むしろ好き)だけど、今は読みたいと思ってもなかなか出会えない御耽美。

バレンタインに友人から送られてきた御耽美の代表的雑誌だった麗人も、今は中身も様変わり。
変わらないのは表紙を描いてる笠井あゆみ氏の美麗イラストくらいでしょうかね。
ちょっぴり寂しい。
最近はそこら中に溢れ過ぎて、うかうか表紙買いも出来ないですしね。
現代BLも好きだけど、決まった作家さんしか読まなくなってしまいましたねー。
まぁ、本棚にも限界はあるし(納まってないけど)それはそれでいいっちゃーいいんだけどさ。
ちょっと思った事でした。