
『精霊の木』改訂新版
地球の環境悪化でナイラ星に移住した人類。
その子孫が、滅びたとされている先住民の謎に迫る。
偕成社の本紹介ページより引用
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文庫化している作品しか読んだ事がなかったので
上橋先生デビュー作ですが、遅ればせながら初めて読みました。
ちょっとびっくりだったのが、舞台が宇宙のどこかの惑星だった事。
エアカーやアンドロイドなんかも出てきて、文庫化された上橋先生作品
しか読んでいなかった私には、まさかのSFに作者を確認してしまった笑
環境破壊によって地球が滅亡し、数百年後のお話。
人類は宇宙の様々な惑星へ移り住み、主人公の少女リシアと
その幼馴染のシンは惑星ナイラという星で暮らしている。
リシアはナイラ星の先住民が持っていた『時の夢見師』という力に目覚め
従兄弟のシンと先住民の謎を追うきっかけになるわけです。
という事は、リシアとシンは先住民の子孫だったんですね。
謎を追っていくと『時の夢見師』『精霊の道』『黄昏の民』という
ワードが出てくるんですけどね、ここまで読み進めてようやく
大好きな上橋ファンタジーに出会えほっとする私。
百戦錬磨のバルサが短槍を振りまわし、血わき肉おどるカッコいい
アクション…というものではないけど、敵との戦闘シーンはハラハラ
させられながらもテンポのいい展開が良かったな。
時々二人の行動に『何でそこでそうするんだよー!!!』っと
イラッ☆とした事もあったけど笑
文庫化された『守り人シリーズ』『獣の奏者』『狐笛のかなた』は
物語というイメージが強いのに対し『精霊の木は』もっとリアルに
現実味を持った内容として感じられました。
20年以上前に書かれた作品って事で、一昔前のSFっていう感じでしたが
だからこそ、地球に生きる人類の遠くない未来のかもしれない。
と思えましたね。
強いメッセージを感じた作品でした。
内容以外で言えば、ひらがなばっかりで読み難かったって事かな。