テストが返ってきて、点数、順位ばかりに目が行っていませんか?
あるいはお子さんは問題集を解いて、〇をたくさん集めることに喜びを感じていませんか?
今回は「〇よりも×の方が嬉しい」、そんな(ドMな?)視点をご紹介します。
「できること」を繰り返す勉強は「無意味」!?
お子さんが問題集や参考書に取り組んで、「全部マルだったよ!」と見せてくれたら、お母さんとしては一安心ですよね。
(高校生新聞 勉強垢より)
しかし、もしその3時間が、すでに「知っていること」「できること」の確認に終わってしまったとしたら、その3時間の勉強は、大げさに言えば「無意味」だったと言えます。
なぜなら、勉強の成果とは、「かけた時間で新しく伸びた知識や考え方」のことだからです。
大事な事なのもう一度言います。
「勉強=伸びた知識・考え方」です。
すでに知っている問題にマルばかりついても、勉強する前と後では、新しく獲得した知識はゼロなのです。
お子さんに合った「お宝」の見つけ方
では、日々の学習で最も効果が出るのはどんな時でしょうか?
それは、「間違い」や「わからない」に直面した時です。
〇よりも×こそ、最も知識が伸びる「お宝」が眠る場所です。
改めて聞きます。
テストが返ってきて、点数、順位ばかりに目が行っていませんか?
だとしたらとても勿体ない。私たちは子どもと接する際、「×」がついた問題こそ喜び、「ラッキー!お宝発見だね!」と捉え直し(=リフレーミング)をしています。
お子さん自身が「間違えた問題」に肯定的に向き合えるようになって初めて、本当の意味での「勉強」が始まります。


