小学校の始めのうちは勉強なんかしなくてもついていけたのに、学年が進むにつれてどんどんついていけなくなった。そんなことがよく起こります。

 

例えば理科を例にしてみます。

小学校入学当初は具体的で目で見ることができるものを取り扱いますが、学年が進むにつれて、目に見えない、抽象的な概念を取り扱うようになります。

 

小学1年生の教科書です。

 

具体的で、目に見えるものを取り扱っていますよね。

 

これが小学6年生になるとこんな感じです。

 

酸素、デンプンなど目に見えない概念を取り扱います。

 

中学生になると

 

Cu2+など、記号で表すようになり、

 

高校生になると

写真は一枚もなく、文字と記号ばかりですよね。

 

このように、具体的で目に見える「もの」から、抽象的で目に見えない「概念」を取り扱うようになり、

頭の中での処理の仕方を変えていかないといけないのです。

 

ではどういう風に考えていけばいいか、はまた次回に続きます。