自分の脳(へたくそですみません💦)と教科書があったとします。

初めは全く別々のところにあります。

 

マップを作るということは、教科書を「脳が」読み解きやすい形に変えるということです。

 

 

脳からしたら、文字の羅列である教科書よりも、文字の羅列である文章よりも、つながりを見て取りやすいマップの方が概念的に捉えやすくなります。

 

ところで、脳の中にも、自分ならではのマップが豊かに広がっています。(赤いマップ)

好きなゲームのこと、スポーツの事、悩み、友達の事・・・

 

その「自分の頭の中のマップ」と「教科書のマップ」の繋がるポイント。

これこそが感想、連想、思いつきなのです。

 

知識はこのようにして自分の頭の中に取り込まれていきます。

 

例えばこんな感じです。

 

受講を始めて、初めて作ってくれたマップ。

 

面談を通して、こんな会話をします。

トレーナー「まとめてくれてありがとう!まとめてみて、徳川家光に対してはどう思った?」

受講生「すごいなと思った」

トレーナー「すごいな、と思ったんだね!どんなところがすごいな、と思ったの?」

受講生「参勤交代とか普通思いつかないと思うし、頭の良さでは家康に負けないと思った」

トレーナー「へー!なるほどね!!(カキカキ)」

 

このようにして、自分の感想、思いつきを引き出します。質問をするとみんな頭の中に感想を持っています。ただ、それを引き出す、書き出す経験をしていないだけなのです。

 

自分で思っている事言語化して、書き出すことによって、「トクガワイエミツ→参勤交代」というただの暗記対象が、「おじいちゃん(家康)並みに賢いアイデアマン」という彩を持った記憶にかわります。

 

このようなやり取りを続けると、自然と自分の思い付き、感想を入れてくれるようになります。

 

 

こちらは以前ご紹介したことがありますが、ヘモグロビンは「まじめな子」、組織液は「地下水」、白血球は「かたつむり」といった、自分なりのイメージをもち、どんどん引き出すことができるようになり、鮮やかに記憶に残るのです。