ある生徒が理科のマップを
提出してくれました。
毎週の面談で、このマップについて
私たちが教えてもらっている時に、
この生徒さんが「あ!」と言ったのです。
「どうしたの?」と聞いたら、
このマップ以外に、
「卵の種類によって」とか、
「体温によって」とかの
マップも作れるかもしれません!
と言うんです。
私たちはすかさず、
「ぜひ見てみたいから来週作ってよ!」と。
次の週、
1番に送ってきてくれたマップがこちら。
「一つの分野でも、
切り口を変えるとまた違ったマップが作れる」
この大発見は、
何物にも代えがたい発見
だと思います。
こういった「発見」を
見つけられることこそが、
勉強の持つ本来の意義
なのではないでしょうか?
例えば、外食で何を食べに行こうか迷ったとしましょう。
サイゼリヤ?マクドナルド?定食屋さん?
ガスト?びっくりドンキー?ラーメン?
食べ物ぐらいなら何となく、で決めることが多いかもしれません。
でもその「何となく」には
値段、という要素もあれば、
最近食べたもの、という要素、
栄養的には?という要素、
など、色んな切り口があります。
「志望校」にしたってそうですよね。
「色んな切り口がある」事を
理解できていないと、
「偏差値」だけに捉われてしまうかもしれませんが、
「部活」も重要な要素かもしれませんし、
「雰囲気」や「校風」、
「卒業生の雰囲気」、
「その学校に特殊な授業」なども、要素として考えられます。
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何度も言いますが、
勉強を通して得た「知識」は受験が終われば、
ほぼ全て使わない(=リセットされる)。
でも、勉強を通して得た「考え方」は一生、役に立つ。
せっかくの大発見のチャンスを、大人が先に教えて奪ってしまうような教育は、
本当にもったいないことだと思います。
私たちが「マップラーニング」を通して伝えたいのは、
「考え方」(=7つの力)なのです。
今回は7つの力のうちの一つ、「多面的思考力」
についてご紹介しました。

