前回のブログでは、トレーニングコースのご紹介をしました。
この活動を始めてから、年長さん~小学校低学年の
お子さんを持つ親御さんの何名かから、
「うちの子でも(年が若くても)できますか?」
とお声をかけて下さるようになりました。
思春期のお子さんだと、「親と一緒に学ぶ」は中々難しいことが多いと思いますが、
(自分の経験上
)
小学校低学年ぐらいのお子さんなら、親と一緒に楽しく遊べるかもしれない。
もし親と子でトレーニングコースができるようになれば、
・無料で
・毎日
・楽しく
・自然と
学んでいけるのではないか、そう思いました。
そこで、小学校低学年のお子さんを持つ親御さん向けに
「自分の子どものトレーナー」になってもらう
「親子トレーニングコース」を始めました。
3ヶ月間毎週木曜日の夜に集まって、
カリキュラムに沿って、それぞれの家庭での体験を持ち寄ります。
まず1か月目はお母さんがひたすら作る。
みんな思った事や読んだ本などをまとめてくれて、
毎週発表し合うのですが、これがとても面白いんです。
毎回時間が足りなくなってしまいます。
楽しそうに付せんでマップを作っているお母さん。
横目で見ている子どもは興味津々で自分もやりたくてウズウズします。
2か月目には、お母さんと子どもでテーマを決めて一緒にマップを作ります。
例えば、家の冷蔵庫の中にあるものを書き出してマップにしてみる。
↓こんな感じ
こういう身近なテーマから始めて、
自分の好きなもの(最近は鬼滅の刃が一番多い)、
国語、理科、社会など、どんどん勉強の方にシフトしていきます。
そして3か月目には、子どもに毎週2つのマップを作ってもらいます。
一つは何でもいいから好きなもの。
もう一つは1週間で学んだこと。
(塾で勉強した内容をまとめてくれる子もいました)
この二つのマップをお母さんが「教えてもらう」のです。
子どもが先生で、お母さんは生徒です。
「どんなマップ作ったのー?教えて!」
と投げかけるだけで、子どもは嬉しくなって自慢げに教えてくれます。
ただ、この「聴き方」だけはこだわりがあります。
それは「評価」をしないこと。
書き出すと長くなるので、今回は書きませんが、
子どもは「おだてたり」「叱ったり」せずとも、
ただ、「へー」「そうなんだ」「なるほど」「面白いね!」「(教えてくれて)ありがとう!」
と心を込めて「感想」を伝えるだけで、とても楽しそうに喋ってくれます。
そう、強制する、誘導する必要はないんです!
山に生えている「木」は、誰に教えられなくとも、
与えられた環境で自分なりの枝の伸ばし方を知っているように。
