今回は、実際に「読解力」を上げる方法について具体的にご紹介します。
いきなりですが、次の文章を読んでください。
これは中学校1年生の理科の一番最初に習う部分です。
「はい、みんなー
大事なところが太字で書いてあるから、
覚えておくように。テストに出るぞ」
先生はこう言います。
さて1か月後、テストに
「種子植物の中でも、
胚珠が子房に包まれているのは○○植物」
と出ました。
もし普段から子どもに
「なんでこんなにテスト悪いの!?」と怒っている大人の方なら
当然答えわかりますよね…
と意地悪なことを書いてみましたが、
文章で理解して文章で覚えようとすることには限界があります。
実はこの文章の中に〇〇植物だけでも6つ出てきています。
文字だけ追っていても何が何かさっぱりわかりません。
この文章をマップにすると、こうなります↓
同じような「○○植物」の中でも、
種子植物と胞子植物は同じ「レベル」の話をしている一方、
種子植物と双子葉植物は違う「レベル」の話をしています。
レベルの違いを料理で分かりやすく例えると、
<料理名>レベル
チャーハン
<材料>レベル
ごはん、玉子、ネギ、チャーシュー、ラード
<使うもの>レベル
菜箸、お玉、ボウル、中華鍋
と書けば「レベル」の違いが分かりやすいかと思います。
「つながり」を意識して読むことで、
「レベル」の違いにも気づくことができます。
最後に何でもいいので連想した絵を入れることで、
記憶ががっちりつながり、忘れないマップとなります。
もし
「この文章をマップにしたらどうなるの?」
と言ったお題があれば喜んでマップにしてみますので、
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