今日は共通一次試験でした。
コロナ禍の中、これまでにないソワソワ感もあったと思います。
受験された皆様、本当にお疲れ様です。
明日もこれまで積み重ねてきた努力が発揮できるよう、頑張ってください。
さて、「つながりで理解する」を説明するのに何かいいネタはないかと探していたところ、
ちょうどタイムリーなので、本日行われた国語の問題から一問抜粋して説明したいと思います。
この文章に対して、以下の問題が設定されていました。
問題を見ていると、なんかそれっぽい言葉ばかりで
全部正解な気がしてきませんか?
あるいは読む気が失せてしまったでしょうか?
文章で理解しようとすると、どこが何の説明をしているのか、わからなくなってきます。
大事なのは、どこの言葉がどこの説明をしているのか、「つながり」をしっかり読み解くことです。
この文章を「つながりで理解する」とこんな感じです。
このマップを見ながら問題文を見ると、
①、それっぽい。
②もそれっぽいが、「フィクションの領域(作り話の世界)でとらえなおす」
のではなくて、「意味の体系(=因果了解)のなかに回収するため」なので、違う。
③は「不安」を「意味の体系」で認識させる ってなんかよくわからない。
④はそんなこと書いてない。
⑤意味論的な危機を生み出すのは、「妖怪」ではなく「不可思議な現象」ですよね。
という事で、①が正解かな、と分かります。
(合ってますように)
つながりで理解する練習をすることで、マップを書かなくても、
頭の中で並び替えられるようになってきます。
国語だけでなく、すべての教科の理解度が上がり、
頭の中が整理されていく事が実感できます。
この練習は早ければ早いほど、その後に勉強する時間が効率的になります。