「日曜日は有難うございました
また宜しくお願いします」
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knockoutを戦い終えた亮が挨拶に来ました。

激しい試合の後は検査を義務付けています。
knockoutライト級初代王者森井選手が
毎試合命をかけれると言ってましたが、
本当にその通り、ダメージは命に直結する事があります。

格闘技の一番怖い部分です。
皆んな試合後の検査は行って下さい。

で試合翌日の検査の結果、
傷口、足、脳、異常ありませんでした。
良かったです。ホッとしました。





今回の試合当日、
これまではそんな事なかったのに
珍しく亮本人、セコンドにつく一眞、聖人が緊張を口にしました。

選手にとってそれほど大きなリングなんだと実感。



KING OF KNOCKOUT2017
両国国技館

5100人まさに満員御礼の光景を目の当たりにした時、
やはりやはり大きなリングである事を実感。



そして対戦相手である小笠原瑛作選手という存在がより胸を高鳴らせていたんだと思います。


小笠原瑛作選手。
試合前にもこのブログで書きましたが本当に素晴らしい選手です。


今回の試合は死闘の末、
ドロー判定で終わりました。




今回に関しては亮の勝つ確率は勝敗予想の下馬評程低くないと思っていました。

試合が決まった流れを考えても心境的な熱の差は明らかでしたから。


小笠原選手は世界トップ選手とやる予定が格下相手になった者であり勝って当たり前と思われている者でもあり来年に向けて絶対に勝たないといけない者でもあった。

亮は今までにない程に小笠原選手の首1つに集中出来ていた。


これ、試合の勝敗に大きく左右する要因の1つです。
聖人×村田裕俊戦なんかもそんな感じでした。
村田選手本人が勝てると思っている感じがプンプンしてた。
聖人を鍛えていく中でこの試合に関してはそこそこの確率で聖人が勝つだろうと思ってました。





今回もその心の隙に全力で攻め込めば当然の試合にはならないだろうと思っていました。




しかし小笠原選手はそれがわかっていたからさすがだったんです。

試合前インタビューで自分のモチベーション、試合の位置付けを語る事で気持ちを維持していた。


計量後の会見でも、
今までで一番練習したと言ってみせた。
もちろんそのつもりで練習していたんだと思います。



んんー、隙は小さいのかもしれない。
と思いました。
さすがです。





が、
今回の試合で小笠原選手が死に物狂いでその首1つを狙っていた亮の前で見せた一瞬の心の緩み。
あの緩みは那須川天心戦では絶対に見せないだろうし、
ワンチャロン戦で見せる余裕はなかったはず。
心の余裕がそうさせた。
亮に余裕なんか1㎜もありませんから。
一心不乱の一打を叩き込んだ亮。



その後ダウンを1つ追加した亮の一打、
やはり死に物狂い。
気持ちのカウンターでした。
その後ロー効かされましたけどね。
あっぱれでした。




しかし、
こんな事言ったら亮もご両親も応援してくれたキッズ達も怒るかもしれないけど、
自力は小笠原選手の方が上です。
今回の結果を踏まえて今のままもう一度戦ったら亮が小笠原選手に勝つ確率は今回の下馬評を下回るかもしれません。


それくらい自力の差、
出来ている事の差はあったと思っています。


今回はそこを気持ちで潰しにかかったんですけどね。
















去年12月、今年の2月の試合で亮は2連敗をしました。
その後にひたすら下半身強化と体幹強化に取り組みました。
当たり負けしない身体、退がらない気持ちを1年間ずっとやってきてたんです。

その作り上げたキックボクシングを両国国技館で表現させたかった。
あいつが1年間苦労して作った形を。



今回の試合に関しては悔いは1つもありません。
本人も出し切ったと言ってます。






しかしこのままではいけないのは俺がわかってしまってるから。




必ず小笠原瑛作選手と次やっても
同等のレベルでやり合える所まで自力を持っていきたいと思っています。


まだ深く話し合っていませんが本人も分かっているんじゃないかなと思います。


実際他にも強い選手がいますからね。



必ず持っていきます。


















それともう一つ。






この写真
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亮の試合を観戦に来てくれたキッズのハルトとヒロト。

試合後の会場前に現れた対戦相手の小笠原選手にサインを貰いに行った様なのです。



ハルヒロ兄弟:サインお願いします!
瑛作くん:はーい。誰の応援来たのー?
ハルヒロ兄弟:リョウくん!
瑛作くん:亮くん強かったよー!またやるからね!



って笑顔で写真を撮ってくれたらしい。


プロ意識高い。
意識的な所なのか無意識なのかはわからないけど
選手としての発信の向きが、
仲間内だけではなくしっかり一般ファンの方へ向いてる。
ファンにやったやられた関係ない。
お金を払って試合を観に来てくれた
キックボクシングファン皆んなの方を向いてる。


だからこの顔で写真が撮れる。
この写真だけじゃない。
言動、行動、入場をみててわかる。


これが出来るキックボクサーが日本に何人いるだろうか。
数人ではないでしょうかね。


キックボクシング自体が世間一般に知られて知名度を上げるにはこんな選手が沢山必要。



那須川天心を筆頭に求心力のある選手。
プロ意識の高い選手。




おそらくハルヒロ兄弟は亮と対戦しない限り瑛作くんを応援するはず。
テレビでもそうやし同じ会場で試合してたら声出して応援するはず。
優しくしてくれてめっちゃ嬉しかったはず。
ファンてそういう物ですから。







三兄弟は技術的な話は真剣に聞きます。
頭打ちしてからは本当に聞くようになりました。
けどプロ意識の話はまだそこまで響いていないのはわかってる。
伝わりきっていない所が大きい。
SNSにしても興行会場にしてもかな。



その部分でも自力の差はあるかな笑




けどさ、
亮が言った。
勝ってスターになる!
って。


スターってプロ意識の塊やん!
もちろん結果を残すのも第一条件やけど、
勝ちさえすればスターになれるわけじゃない!



髙橋兄弟読んでるかな?
伝わってるかな?




けどな、
三兄弟で力を合わせれば、
しっかり勉強して努力すれば、
それになれると俺は思ってます!
なって欲しいと思ってます!^ ^
頑張ってご両親喜ばせたげて下さい!^ ^









そしてknockoutはそう言う場所なんだと、
改めて思えた初場所だったのです。




あ、今回の判定について何件もどうやったん??的な連絡を頂きました。
僕的には判定に対して全く何もありません。
今回勝ってたとしても次勝てなきゃ意味ないですから。
次に向けてレベル上げは始まりますから。
そして2017年版髙橋亮はknockoutでも伝わりました。手応えはあった気がします。
2018年版にバージョンアップしてまた戦いたいです^ ^