風邪をひいた。
頭ガンガンの
鼻水ダラダラの
生でダラダラだ。
そんな池袋からの帰り道。
3歩進んでは2度鼻をすする。
そんな状態にありながらポケットティッシュを持ち合わせない僕。
朝からこの状態なのにポケットティッシュを持ってこないで一人で勝手に罰ゲーム状態な僕。
ギャンブラーだ。
池袋駅のトイレでペーパーを拝借し、ぐずぐず鼻をチーンとやってから電車に乗り込む。
鼻のダムが決壊するまでにかかる時間は、一日の経験上約5分。
乗り換えの高田馬場までは池袋→目白→高田馬場の順で所要時間約5分。
高田馬場に着いたらトイレに行き、ぐずっ鼻をチーンする。
完璧な計画だった。
しかし、問題が起きた。
5分もいらなかった。
目白に着いた時点で、僕の鼻のダムは決壊してしまっていた。
押し寄せる鼻水濁流。
自然と顔は上斜め45度に。
シャクれてるわけじゃない。
必死なだけだ。
回りの人は僕のことを、電車の中吊り広告を凝視している変な奴だと思っただろう。
違う。
必死なだけだ。
とにもかくにも必死に戦った僕は、高田馬場に着く頃には、少しでも下を向けば鼻から流し素麺状態だった。
誰よりも早く鼻をかみたい!
おそらく、今世界で1番鼻をかみたいのは僕だ!
と自信をもって言えるくらい鼻をかみたかった。
しかし、僕は遭遇してしまった。
『すいません。すいません。』
若い綺麗なお母さんが、子供の乗った乳母車を担いで必死に階段を上ろうとしている。
回りに気を使いながら
『すいません。通ります。』
と。
今ならこう思う。
赤ちゃんを抱っこして乳母車を畳んで行けばいいじゃないか。
行けばわかるさ…と。
しかし、その時はその時。
男なら、助けるっきゃない!
しかし、この鼻水。
声なんか出した日にはたちまち鼻から鼻水がこんにちはしてしまう。
鼻水を出さないよう、鼻の頭に力をいれて僕は言った。
『てとぅたいまとぅよ!』
(注:手伝いますよ!)
完全な鼻声だ。
鼻声過ぎて、ちょっとかわいくなっている。
鼻声を通り越して
鼻萌えだ。
しかし、僕の誠意は伝わったはずだ。
お母さんは僕の方を向き、こう言った。
『NO THANK YOU』
お母さん。
僕は中国人じゃありません。
人より少し鼻が不自由なことになってる日本人です。
誤解が解け、乳母車を運び終えると、お母さんは僕にポケットティッシュと笑顔をくれた。
『ありがとう。お大事に』
僕が1番欲しかったものをくれた。
僕はそのティッシュで、鼻から流れる涙を拭いた。
とまあ、去年の話ですけども。
世間はすっかり、クリスマスの次の日ですね淲
本日。
風が強かったおかげですごいもの見れました。
詳細は明後日のblogで溿
ではでは

YOU&i






