たどり着いた居場所妹の家に着いた時には、すっかり日も傾いていました。玄関のドアが開き、妹の顔を見た瞬間、それまで張り詰めていた気持ちが少しだけ緩んだのを覚えています。とにかく今夜、安心して過ごせる場所ができた。そのことが何よりありがたく感じられました。家に上がらせてもらうと、 温かいこたつが用意されていました。寒い中を歩き続けてきた私たちにとって、そのぬくもりは身体だけでなく心まで温めてくれるようでした。