過疎の山奥の話ではありません。
大阪府下の都市部の小学校の話です。
2025年3月18日
この日は地域の公立小学校は一斉に
卒業式の日でした。
小2からずっと不登校だったりゅうは
当然のように卒業式にも出席しませんでした。
もちろん小学校側から
「どうしますか?」の打診はありましたが
りゅうは断固として拒否しました。
当然ながら同級生はおろか
他学年の児童に顔を見られることを恐れて
授業中で誰も教室から出てくることのない
時間を狙ってしか
スクールカウンセラーの先生との話も
できませんでした。
その時間も体育だったり少しでも
他の児童が教室から出てくるような時間であれば
保健の先生が学校への入り口を
顔を見ないようにルートを
確保してくれていました。
ゆっきーがカウンセラーの先生と話している間
保健の先生はりゅうと談笑しながら
時には家庭科の制作物であるトートバッグや
エプロンを一緒に指導しながら作ってくれました。
意外にもりゅうはミシンの操作が上手いらしく
とても良い出来栄えのものが出来上がりました。
ある意味対人恐怖症気味の
りゅうではありますが
ほんとうに根気よくりゅうと関わってくださり
ありがたい存在でした。