彼の母国赤道ギニアの医療は最悪。

どんなに怒ってもやり場のない怒り。


カルロスの3つ上の姉を突然無くしたカルロス。


何ヶ月も前から不調で入院してたのに、結核に気づいたの死ぬ寸前。


言葉がありませんでした。


輸血も整ってないような国なんです。


病気になったら死を覚悟しないといけない国。

手術が必要のない患者に手術をしてお金儲けをして、何を取ったかさえも説明されてないような医者です。


助けれる簡単な病気です助けれなかった歯痒さと怒りが涙にかわり、何回も何回も泣け喚く妹や姉を見てられず、エレベーターで泣けて来た私はなんで私がないてるんだろうと思いました。


カルロスはなんでもっと早く異変に気づかなかったかな、スペインに呼んでたら助かってたとまた自分を責めていた。


でも義理父の手術にスペインに呼び、姉を呼び、姉は腎臓が腫れていたみたいで20万で手術しましょうと言われて、カルロスがこのままでは殺されると思い呼び寄せました。するとただの炎症で、薬で治りました。

カルロスはお金に余裕があればいつもすぐ人や家族を助けることにお金を費やします。

でも今は私たち2人の生活も切り詰めてる状況ですので、助けてあげたくても助けれません。それも沢山話し合いました。


いつも私を第一に旅行に連れて行ってくれたり、欲しい食材や食べたい物は買ってくれる、自分の服は我慢してでも私にはかってくれたりする行動をいつもみてるからなのか、彼が家族を助けたい気持ちに私も理解してました。


私たちの生活を切り詰めてまでは正直無理だけど、やっぱり人間です、助けてあげたい気持ちはいつもある。だから、私たち仕事も頑張ってこれからの未来沢山の人、家族を救えてハッピーになろうねって涙ながらに話し合いました。


すごく気持ちが良かった。



カルロスの心ってすっごく優しいんだな。私、カルロスに沢山の大切な気持ち教えてもらってる。

こんな悲しい事が起きた事、まだ会った事なかった義理姉の死を無駄にしないためにも、私はもっと大人になって、幸せを先に与えられる人間になりたいと思った。



日本では本当に考えたこともない事が貧しい国では起こってる。


私昔、国境なき医師団とかよく見てて、小学生の時に夢を語った事があるくらい、やっぱり人を助ける仕事が好きなんだと思う。

だけど、その頭がないから、アロマセラピストを目指したんだとも思う。



傷ついた心を癒したり、ホスピスの末期ガン患者のリンパドレナージュだったり。



世の為、人の為になかなか本当にできないことだから、また1つカルロスの素敵な部分を見せてもらって胸がいっぱい、アンド悲しみがいっぱいです。


悲しみにたっぷり浸る1日も悪くないものですね。