〜先日からのつづき〜
ジャパンインターナショナルボートショー
9日の17時・・・・
いよいよ私ホエールとチャン松君による海ゼミが始まります!
実はこの海ゼミって、事前予約制でして・・・
ゼミによっては予約の段階で即満席になるものもあるのです。
しかし・・・kayak55の海ゼミは一時けっこう予約が入ったのですが、予約キャンセルが出て、20席ぐらい空席がありそうな予約状況でした。
ただ、当日の参加も大丈夫なので・・・
実際には席はほぼ埋まっていました。良かった〜!
わざわざ足を運んでいただいたお客様に感謝、感謝です!
その中には、すでにカヤックフィッシングをやっているベテランの方の姿も。今日のゼミの内容は初心者の方向けなので、聞いても特に目新しくないことばかりなのに・・・来ていただいてありがたいです。
他、業界の方も姿も(秋元さん、中谷さん、ありがとうございます!笑)
ただ、用意をしている間にどんどん埋まっていく席を見ていると・・・・
緊張してきたーー!
普段、あまり人前に立つことはないので忘れていました。この緊張感・・・
小学生の頃のクラスみんなの前で発表する時のカンジだ・・・
すべったらどうしよう(お前は芸人か!)
ドキドキ!
ボートショーの前の週にがんばって流れを考えてレジメを作ってきたけど、ぶっちゃけ頭が真っ白だ。
しょうがない・・・
テキトーにいこう(それでいいのか!?笑)
ここまできたらやるしかない。
知らないことを発表するわけじゃない、15年やってきたカヤックフィッシングのことだ。そのうち10年がカヤック55で仕事でやってきたことだ。
自分が好きなこと、知っていることだから・・・台本忘れてもアドリブでいけるさ!
いくぞ!!
ここから先の写真は舵社・植村さんやカメラマンさんが撮ってくれた写真です。
今回はバイキングカヤック・忍(ジ・0号)を1艇、持ち込みました。
実際にカヤックフィッシングで使うフル艤装した姿を見てもらいます。
(具体的にはクーラー、フラッグ、魚探、ロッド2本、ネット、カヤックカート、シーアンカーなど)
忍にしたのは、リーズナブルで大きすぎず、軽く、でも本格的な海のカヤックフィッシングにも耐えうる仕様。これからカヤックフィッシングを始める方にとって最初の選択肢として候補に上がりやすいカヤックだと思ったからです。
最初に皆様に質問させていただいたところ、カヤックフィッシングをすでにやられている方が数名。大多数の方が「まだやったことがないがカヤックフィッシングに興味がある」という方でした。
個人的に驚いたのが、その中でかなり多くの方が船舶免許をお持ちの方だったことです。
さすがボートショー会場!といったところでしょうか。
これはお話をさせていただいたのですが、正直なところ私はボート免許を持ってません。チャン松君は持っていましたが失効しています(笑)
カヤックフィッシングは人力で漕ぐものでエンジンを使わないので「免許不要」なのです。
ですが、免許があるに越したことはないのです。
カヤックも海に浮かべば海のルールに従わなければいけません(例えば航路で釣りをしてはいけない、港内右側通行とか)。だからカヤックで海に出ていく上で免許がある方がよりベストだと言えるのです。
それぞれの方にお話を個別に伺うことができなかったのですが、ボートとカヤックを両方平行して楽しもうと思っている方もいらっしゃるかもしれませんし、ボートの所有やメンテなど面倒な部分もあってより手軽なカヤックへ・・・という方もいらっしゃるのかもしれません。
いずれにしても既にボートをやっている方にこれだけ注目していただけるのはとても光栄なことです。
セミナーはたった45分しかありません。その中でカヤックフィッシングの全てを詰め込むのはとても無理でした。
なるべく多くの情報を!と思いしゃべってしまったので、早口でお聞き苦しかったかもしれません・・・。
でも・・・気がつくと緊張は消えて夢中になっていました。
やっぱり、自分がとんでもなく楽しいと思っているものだから、自信を持ってしゃべることができるんです。
カヤックとは、そしてシットオントップカヤックについての説明
カヤックでの実釣動画を交えてカヤックフィッシングのメリット・デメリットについて
このあたり、私ホエールが中心に話をさせていただきました。
カヤックを始める上でハードルとなる車載の部分やカヤックフィッシングの注意点、危険性などはチャン松君が中心にお話をさせていただきました。
特に、このゼミのためにあらためて事故の資料を確認したりしたのですが、カヤックの事故の多くが
技量不足
荒天難航
この2点が原因となっています。
この部分はしっかり時間を取りたかったので海上保安庁の資料をプリントアウトして皆様に配らせていただいて説明しました。
この50部ほど資料を刷るプリントアウトが、kayak55の脆弱なプリンターではたいへんだったんですよ。よなべしたな〜(涙)
逆に言えば、事故の原因のほとんどが
技量不足
荒天難航
からきているならば・・・
パドリングの技量を上げて
天気の予測をしっかりしていけば
事故の多くは防げる
ということです。
これはとても大切なことなので、ここでも書いておきたいです。
JSCAなど、しっかりしたスクールで一度でもいいので、前漕ぎと曲がる漕ぎ方の基本を習っていただきたいという点。
GPV、海快晴、WINDYなど海上の1時間ごとの風予報をしっかりチェックしていただきたいという点。
もちろん予報は予報ですから、はずれることは多い。そのときは現場判断で早めの撤収!これが大事です。
で・・・
気がついたら残り5分でした(笑)
やばいです、あと1つどうしてもやりたかったのです。
それが・・・・
フィッシングカヤックはとても安定していますが、ひっくり返る可能性がある乗り物だということ。
そのために再度乗る動作を練習しておくべきだということ。
これが時間押せ押せになってしまいました!
再乗艇の動画は2分ぐらいなので、最後にこの説明をしている途中でタイムアップー!
そうなんです、海ゼミ会場は次の別の方のセミナーも控えているので延長は許させれないのです!
最後はなんだか急ぎ足で、うまくまとめの言葉も言えずに終了となってしまいました・・・
ご参加の皆様、なんだか締まらない終わり方でスイマセンでした!
それでも、セミナーが終わってからも熱心なお客様がたに会場裏に移動して質問をしていただいたり・・・
感動でした!
カヤックフィシング危険な面、今回のセミナーではちょっとソコを強調しすぎたかもしれません。でもやっぱり大切なことなので避けては通れませんでした。
でも、その安全面、マナー面にじゅうぶんに気をつけてやっていけば・・・
パドリングで身体を動かすのは清々しく
自分で漕いで魚を見つけて釣るのはサイズや数に限らず充実感溢れ
ときに信じれれない釣果が出たりすることもあり
なにより人間の生活圏外の海抜0mの水面にプカプカする非日常感がたまらない・・・・
カヤックフィッシングは最高なんです!
もしこのセミナーでカヤックフィッシングにご興味を持った方がもし1名でもいらっしゃって、カヤックフィッシング始めてくださって、素晴らしい自分だけのカヤックフィッシングの釣果の感動を味わっていただけたら・・・それだけでやったかいがあると思います!
本当にありがとうございました!
最後にちょっと宣伝です。
今回、このボートショー・海ゼミにお声かけいただいたのは舵社の植村さんです。舵社さんはカヤックフィッシングに本気で取り組んでいただている出版社さんです。
その舵社さんから好評発売中の
カヤックフィッシング教書
カヤックフィッシング教書2
よろしくお願いします!(笑)