ビーチクリーンからのカヤックエギング・後編 | TEAM N.W カヤックフィッシング(kayak55公式ブログ)

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〜一昨日からのつづき〜

 

さあ、ビーチクリーン後はカヤックフィッシングだー!

 

ビーチクリーン場所もキャパがあるので、カヤックを出す方が多いなら移動しようと思っていたのですが、今日は予報があまりよくなかったので、そもそもカヤックを積んでこなかった方も多かったのと、一部の方はエリアを変えるために移動されたので・・・・

 

この場所に残った艇は4艇。

これならここで出せるので僕もこの場所でカヤックを出すことにしました。

 

私ホエールは忍、ジ・O号。

 

チャン松君も忍、ロナウジーニョ号。

 

Iさんも忍。

 

sawafujiさんがコリンアスリート。

 

小型艇が主体の艦隊で、比較的岸から近いライトなカヤック・ティップランエギングに全員チャレンジすることにします!

 

写真からは、ものすごく天気も良く、穏やかな凪に見えると思います。僕らもそう思ったのです。予報はいい方にズレたかなと。

 

意気揚々と出撃します。

 

しかし、この場所は崖の横のワンド状の場所。風が崖で遮られていただけだったのです・・・

 

水深10mを超えたあたりからティップランをスタート

 

浅場でアタリがなければそのまま流してティップラン本命の20m以上のラインまで流していこうとおも・・・ったのですが!

 

ゴォーー!!

 

か・・・風が強い・・・

 

岸からの風なので水面は波が立ちにくく、写真では分かりづらいかと思うのですが、シーアンカーを流しても時速2kmぐらいで流されていく。これはちょっと厳しい!

 

今日の風は予報より悪い方に傾いている。これはティップラン場所まで行けないと判断しました。

 

これ以上吹かないうちに、エスケープだ!

 

岸際の崖の陰に入って風を躱す戦略を取ります。

 

しかし、この崖下も風が抜けていてとてもエギングって感じじゃない状況でした。

 

さらにエスケープ!

 

結果、なんとか釣りができそうなのは出艇場所前だけ。

戻ってきてしまいました・・・

 

この間、まったく釣りにならず、ただただ一周回って帰ってきた感じになっています。これはちょっと今日は釣れないかもなぁ〜

 

ちなみに風をなんとか避けられる出艇場所前のエリアの水深は5〜6m。

 

水深は5〜6mはエギングで言えばシャローエリア。とてもティップランができる水深ではないです。

 

ティップラン終わった!

 

こうなってくると、今日はティップランではない普通のエギを使ったキャスティングエギングを展開するしかありません。そんなこともあろうかと!?積んできたのです。(ほんとはただ、エギ類は一つのボックスにまとめているだけでタマタマ入ってただけ)

 

もう12月ですが、それでも館山湾はやはり温かい。ガーミンの魚探でチェックすると水温は19℃もある。この水温ならシャローにアオリイカはまだまだいる可能性が十分にあるはずだ。

 

割り切って普通のキャスティングエギングしていこう!

 

ということでパドリストティップランモデルを封印。今日はサブロッドだと思って持ってきていたいつものKFゴルゴに持ち替えます。

 

ノーパラシュートでドテラで流しながら、エギをバーンと投げて・・・

 

激しくシャクっていくっ!

 

カヤックからのキャスティングエギングはどんどん流されながらの釣りになるので、イカをじっくり狙うというよりは、広範囲から釣れる活性のあるイカを探してく釣り。なので、エギは激しく動かしてアピールをすることが必要だと僕は思っています。

 

さらに、カヤックに座るとロッドが動かせる可動範囲は水平から上だけで、堤防からの釣りのように下から上まで大きくは動かせない。

 

さらにさらに、カヤックで使うロッドは短い。陸っぱりのエギングロッドが8〜9ftだとして、ゴルゴは6ftぐらいです。そうなるとワンストロークでしゃくり上げられるストロークが短くなる。

 

つまり、カヤックエギングでは、より激しいシャクリが必要になります。

 

もちろんシャクリはイカへのアピール。食わせはフォール。

 

フォールの時間は10秒取ってじっくりと待ちます。

 

すると・・・

 

キャスティングエギングに切り替えて早々に・・・

 

乗ったー!

 

シャローにイカはいてくれた。しかもいいサイズだぞコレは。

 

個人的にカヤックエギングやるのが超久々で、たぶん1年ぶりぐらい。キャスティングのエギングにいたっては2年以上やってないかも。

 

カヤックフィッシングを始めた頃、タツノリ君と一緒にカヤックエギングを開拓していきました。その頃は陸っぱりの延長としてのキャスティングのエギングしかなかった(最初はほんとに釣れなかった)。

 

カヤックからのキャスティングのエギングの釣り方をようやく掴んできた頃、カヤックからのティップランをTeam Banzyの田吾作さんに教わって、カヤックとの親和性の高さからカヤックエギングではティップランの比重が多くなっていきました。

 

ティップランは楽しいし、着底取れやすいし、深場もできるし、釣れる!

 

でも、やっぱりエギングの原点であるシャローでのキャスティングゲームのアタリも気持ちいーー!

 

グイングインの引きはまた魚と違って面白いな〜

 

じゅうぶんに堪能して・・・ネットイン!

 

でかいっ!

なんとイキナリのキローオーバー(1.1kg)

 

1.1kgというのは自宅での計測なのでこの瞬間はもっと重みがありました。う〜ん、最高だ。

 

エギは餌木イカ名人 RS 3.5号(たぶん)。昔のダイワのエギ(エメラルダスブランドでさえない)。もうとうに売ってないけど、これまでシャローのエギングでかなりいい思いをさせてもらってきたエギ。3.5号でもややシルエットが小ぶりなので、それが効くときがある。

 

今日は、風がなく深場に行けていたらシャローは素通りしていたはずで、このイカとも出会えなかったわけで、偶然に感謝したいと思います。

 

そういう意味でも最終的にはオールレンジのアオリイカを狙おうと思ったら、ティップランとキャスティング、両方の釣り方が必要なんですよね。

 

水深は5m台。今日はどちらにしてもこのレンジでしかできないから、もうちょいやってみよう。

 

そうこうしていると、同じように水深10mラインで風を受けて引き返してきたsawafujiさんとスレ違う。今日はもう沖はダメですよね〜

 

sawafujiさんのコリンアスリートかっこいいです!

さらに、kayak55の帽子!?こんなのありましたっけ!?なんと、これは自作だそうです、ロゴまで作ってもらって感謝感謝です!

 

僕以外の3艇は今日はティップランを想定してキャスティングの用意がないため、水深5mの浅場ではゲーム自体が成立しないようで・・・残念です・・・。

 

そういう僕の方も、その後はアタリが取れない状況が続きます。

 

だいぶ粘って・・・

 

ようやくコロッケ追加(これはリリース)

こちらも餌木イカ名人 RS 3.5号(だと思う)

 

やはり冬に近づき、シャローのアオリイカの個体数自体はそれほど多くないのかもしれない(し、ただ下手なだけかもしれないし)

 

でも、気がつくと・・・

 

ん!?ちょっと凪いできたか!?

 

ティップラン場所までは無理でも、水深10m以上の場所まではなんとか行けるかも!?

 

ティップラン場所に再アタックかけに行ってみます

 

う〜ん、やはり水深10mを超えたぐらいで風が抜けていて強くなる・・・

 

これ以上、沖に行くのは危険だと判断。

 

とりあえず水深12mの場所でベイトが写っているので、そのままKFゴルゴでベイトティップランしてみます。

 

KFゴルゴでのベイトティップランも昨年からやっています。ティップが硬いロッドなのでそもそもティップランでさえないのですが(笑)、ラインテンションを感じながらロッドでサビいているとある程度アタリが取れることもわかってきました。

 

よっしゃ!

 

ベイトティップランでいきなりきました。やっぱりベイト反応あるところはいるもんだな〜

 

エギはヤマシタのエギ王TR。比較的、浅い場所でのティップランではこのエギを使っています(深い場所ではデュエルのエギを使ってます)

 

ぼちぼちサイズの650gゲット。

 

で・・・また風が強まる!

 

1杯ティップランで釣って、即離脱!

 

一瞬の凪で釣れた一杯でした。

いや〜残念ですが、この段階で予報よりはるかに風が強くなってきている、ティップランは今日はやっぱり無理だ。しょうがないです。

 

結局、もう一回、出艇場所前に戻ってキャスティングエギング再開

 

今日の海況ではコレしかできない・・・・

 

ちなみに、カヤックからのキャスティングエギングのコツは、カウントダウンです。

 

風で流されているカヤックから投げたエギは着底が取れないです(めちゃ凪いでいたら取れる)。なので、魚探で見た水深のメートル×エギの1mの沈下スピードの秒数でカウントして、着底したものと思ってシャクリ始めます。その時、ラインの抵抗なども加味して少し多めにカウントを数えます。

 

そして、シャクった後は再びフォールさせるのですが、その秒数のカウントは10秒ぐらい。

 

ってカンジです。

 

すると!

 

まずまずサイズ(たぶん600gぐらいぐらい)ゲット!

 

いや〜なんだかんだで計4杯。なんとか形にはなったエギングとなりました。

 

ふと見渡すと、他の3艇が既に着岸して片付けているのが見えました、そりゃそうです。ティップランエギのみでは今日の状況は釣りになりませんから・・・今日はたまたま普通のエギを持っていた僕がラッキーだっただけなのです。

 

僕もここで上がることにしました。

 

今日は風に泣かされた釣行となりましたが、景色がよくて、やっぱりここの海は素晴らしいです。

 

獲物一匹ゴミ一個運動

今日は4杯のイカで4つのゴミを拾いました。

 

って・・・

 

あれだけビーチクリーンやったのに、まだゴミがあったとは(涙)

 

この場所のゴミはここで捨てられたというよりは、荒れた時に打ち上がるゴミがほとんどなんですよね。ちょうど岬の付け根でえぐれている地形なのでひっかかってしまうのだと思います。だから、定期的にビーチクリーンが必要。

 

また次回も予定が合えばビーチクリーン来たいです。

 

そして、次こそは・・・もうちょっと凪いだ日に当たりたいなぁ〜

 

今日遊んでくれた海とイカと仲間に・・・感謝!

 

持って帰ってきたイカは・・・

 

大量の刺し身でも余って、残りは冷凍に!

 

僕の好物のエンペラのとこだけでもこの量。コリコリで美味い!

 

アオリイカはどうやっても美味いし、嫁さんからも好評。また冬の間に一回ぐらい、今度はティップランで釣りたいと思います!