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青森旅行4日目。
と言っても今日は帰るだけなので、ほとんど書くことはない。総括も含め、帰路の様子を必要以上に細かく書く。
旅行最終日の今日の目覚めは、これ以上ないほど爽快だった。相方のおかげで、庭園と湖が目の前にある部屋に泊まることができたので、カーテンを開けると初夏の暖かな日差しを反射した十和田湖が目に入る。
帰りの飛行機の時間までのスケジュールはなかなかにタイトだったので、着替えてすぐに朝食へ向かった。レストランからも庭園と湖が見え、朝食ブッフェも種類豊富。秋田と青森の県境にあるホテルのため、どちらの郷土料理も置いてあり、青森名物のせんべい汁はもちろん、秋田旅行の際にハマった稲庭うどんを食べることができた。
朝食は普段あまり食べないが、こういう時はなぜだかとてもお腹が空く。昼食が食べられるか心配になるほど朝食を楽しんだ。
食休みには庭園に出て散歩をする。
写真ですら感じられると思うが、十和田湖の朝は、静かで柔らかい。ラウンジで淹れたコーヒーを片手に散歩すると、「ずっとここにいたい」と思わせてくれるには充分すぎる贅沢な時間を過ごすことができる。
昔はこういう場所たくさんあったんだろうなぁ。山中湖などの観光地化しすぎた場所が失った雰囲気がある。インバウンドの波が押し寄せて十和田湖の良さが損なわれないことを切に願うのみだ。
コーヒーが飲み終わると同時に、散歩を切り上げて荷物をまとめ、プリンスホテルに別れを告げる。名残惜しい。早い時間の飛行機を予約した時の自分を心底恨んだ。
レンタカーを返しに青森駅へ向かう。昨日熊に出くわしたのでスピードを出しすぎないように運転した。一昨年師匠から「森の近くは50キロ以上出すと動物に気づけないからスピードを落とせ」と教えられたことを思い出す。言いつけを守り、気持ちゆっくり運転しながら市内へ戻った。
無事にレンタカーを返して青森空港行きのシャトルバスに乗る。同じ飛行機に乗るであろう人たちで、バス停は混み合っていた。
空港に着くとすでに搭乗の45分前。お土産を速攻で買い、手早く手荷物検査を受ける。
帰りの飛行機は1時間ほど。途中、CAさんが飲み物を配布している時にコンソメスープが私にかかったが、こっちが申し訳なくなるくらい何度も謝ってくれた。クリーニング代払いますとか、責任者まで呼んで謝罪を始めた時には笑ってしまいそうになった。ホスピタリティに溢れすぎている。速乾性の生地だし、火傷するほど熱くないし、この後何の予定もないから全然いいですよ。と思ったのでクリーニング代なども受け取らずに降りた。これくらい謝らないと許してくれないくらい、心に余裕のない人もいるんだろうなぁと、何だか余計な背景まで想像してしまった。
飛行機を降り、家路につく。最寄駅を降りると、相変わらずの駅前の喧騒と、何だかよくわからないカオスな臭いに嫌気を感じた。青森の空気は綺麗だったなと、電車から降りてすぐに青森が恋しくなる。
いい旅行だった。出だしは一人旅、途中から夫婦旅行というトリッキーなスケジュールも他ではあまりない刺激になった。一人旅の良さと、人と行く旅の良さが記憶が薄れることのないままダイレクトに繋がるので、より双方の良さを享受しやすい。この旅行の仕方、またやってみたい。
訪れた場所も全て、当たりと言って差し支えない面白い場所だった。
青森旅行をお考えの方はこのブログたちをぜひ参考にしていただきたい。全ての場所、胸を張ってお勧めできます。
そして青森といえばのねぷた祭りと、大間のマグロは体験し損ねた。百名山の岩木山や恐山にも行けていない。全てを楽しむには時間が足りなかった。それでも旅というのは、少しばかりの後悔を残した方がまたこの地に来ようと思えるので、そこまで残念には思っていない。ねぷた祭りと大間のマグロ、そして青森の美しい山々。それらに思いを馳せてまた、青森を訪れると固く決意しこの旅を締めくくる。
旅行記読んでいただいた方、感想をくれた方、ありがとうございました。



