最近の週末はオーディオの修理をちまちま進めています。
今回は最初はCDも読んでいたが、3~4曲目から再生できなくなり、
修理しようといろいろ弄ったらCDが全く読めなくなったという
不具合有りのCDプレーヤーを譲り受けたので直してみます。
品物はKENWOOD DP-2000になります。
(画像下段)
この機種は好きで数台所有しています😃。
ひとまずは現状確認と一応手直しで行けるかどうかの検証をします。
この際に半田割れなどの基本的な手直しは済ませておきます。
・・・・かなり重症ですね😓。
手持ちの動作品をばらしてコントロール基板をこちらのCDPに取り付けるも
やはりCDが全く読めません。
逆に動作品の方に故障品のコントロール基板を付けても全く調整が出来ません。
結構電解コンデンサ関係は見込み交換されてしまったようなので、
その辺が悪さをしていないかの確認もしました。
小一時間からかってみた後での自分の見立てでは、
・コントロール基板上のRFアンプICの破損
(状況によっては基板上のC-MOS ICと周辺トランジスタ交換も視野にいれる)
・ピックアップ劣化・破損
という診断です。中々重症ですね😓。
この2項目の交換だけで復活すれば良いのですが・・・。
・・・まぁ最悪予備機なので直らなくても無問題ですけれど😅。
まずはコントロール基板のRFアンプICを部品取り機から移植します。
使われているのはSOPタイプのICです。
この手のICはマウント時にIC裏面がボンド付けされている可能性が多く、
剥がすにはそれなりにリスクが伴います。
調べたところ運よくボンディングされていなかったので半田鏝で旨い事取り外しました。
(まぁその辺は昔取った杵柄という事で・・・)
無事ICを交換し、基板をよく観察すると調整用の半固定抵抗のボディが
ことごとくクラックが入って割れていました😭。
こいつもついでなので交換します。
同じ形状のものが手持ちに有ったので違和感なく交換できました😄。
今度はドナー機からピックアップを移植します。
ピックアップ内のレーザーダイオードは静電気に弱いので取り扱いに注意します。
手早くさくっと交換しました😅。
恐らくこれでCDは読めるようになったはずです。
(再調整は必要になりますが)
早速通電して確認します。
今度は波形も綺麗に出るようになりました😄。
その後は再調整をして最適な条件にしました。
この修理でとりあえず動作NGだったDP-2000がCDを再生出来るように なりました。
但し3~4曲目で音飛び・再生できなくなる不具合が発生しました。
多分これはメカ的な問題なので整備で直るはず・・・。
(元々の不具合に戻ったという話も・・・)
まぁ不動だった物がここまで動くようになればゴールは近いかと。
その後はピックアップ周りを整備して無事引っ掛かりも無く動くようになりました😄。
これで稼働機がまた増えました。
KENWOODのDP-2000は1985年発売の古いCDプレーヤーですが、
見た目の派手さは無いのですが出て来るサウンドが癖になるというか・・・。
するめみたいなもんかなぁ。
こればかりは手に入れて聴いてもらうしか方法は無いのですが。
(そんなこんなで半ジャンク含めて複数台所有することにになっています😅)