ある世代の人には非常に懐かしいアイテムかもしれませんが、
個人的に昔CDショップ等によく新譜の試聴用に設置されていた、
NAKAMICHIの3枚掛け試聴機のMB-K300、300sシリーズが好きで、
オク等でジャンク品を買ってはコツコツレストアしています。
(今もまだ設置されているのかはちょっと分かりませんが・・・)
今回オクでいつもの業者から運よく初代のMB-K300(通称無印)の
ジャンク品を格安で手に入れました。
物の状態としては以下の通りでした。
・電源が入ることは確認済
・Track表示部に【E】と表示し、何も動作せずCDが入ったまま
(EJECT動作もせず、CDも取り出せずそのまま)
・内部の部品が焼損・板金に腐食有り
・表示窓のパネル外れ・テープ跡有り
・本体に穴開き・鍵は開錠された状態、但しキーは欠品
・破損/欠品及び改造等は未確認
説明からしても良い所が殆ど無く、ACアダプターが付属するだけが救いですね😓。
部品取り機もいくつかあるので、「まぁ何とかなるだろう😅」という事で
早速整備を進めました。
エラーの原因はいくつかありましたが、メカの位相ズレが大きな原因でした。
この辺は手馴れているので、適切に処置をして無事CDが取り出し・再生が
できるようになりました😭。
電源部の焦げている部分は、今となっては不要なビニール製?のキャップを
取り外して廃棄し、中の部品を取り外して洗浄・再取付けしました。
(外すついでに基板も汚れの酷い所は洗浄しました)
内部のグリスアップや清掃・掃除をして、錆びた板金類は錆を落とした後、
錆置換剤を塗布してこれ以上浸食しないように手直ししました。
外れた窓部は出来る限り汚れを取った後、ボンドで強力に固定しました。
多分今度は余程の事が無い限り外れることはありません😃。
そしてやっと動き出したと思ったら、今度はヘッドホン出力の片chから
音が出なくなったり、縦置きでは問題ないが平置きで使うと音飛び・CDかからず等
色々不具合が出始めました😓。
このままではまともに使えないので再開帳です。
なかなかこいつは一筋縄ではいかないようですね・・・。
片ch音出ずの原因は、蓋の開閉でヘッドホン出力~ボリューム間のケーブルに
テンションが掛かって引っ張られることに寄る接触不良のようなので、
リードの整形方法を変えて対処しました。
この対策で今の所再発は無い様です。
最悪ケーブルがダメになった時は部品取り機から移植します。
ディスク読まず・音飛びが激しいトラブルは、ピックアップの洗浄と再調整を行い
条件をきっちり合わせ込んだら良くなりました。
(調整前とは全然別物の様になっちゃいました😅。超安定動作をしています)
※音声はミュートしてあります
これで縦置きでも横置きでもストレスなく使えます。
しばらくはリビングに置いておいて時々動かしながら様子見します。
入手時はメカのトラブルや内部の酷い汚れ・錆び等、手を入れる所は
沢山有りましたが動くようになってよかった・・・。
そしてずっと無印は1台は動く物が欲しかったので念願が叶いました😊。
(手持ちの物は修理をしても何をやってもディスクを引き込んでくれず、
泣く泣く部品取りとした物しか有りませんでしたので・・・)
あとはこいつは無印なので5分タイマー付きなのが難点ですけれどね😅。
(MB-K300sのような技は使えません。なのであまり人気が無いという・・・。
分かった上での購入なので問題なしです😊)