ここ2週間ほど、とあるアラジン15型の修理に躍起になっていました。
どうにか直ったので事の顛末をブログに上げます。
2週間ちょい前オークションで見つけたヤレ感のあるアラジン15型、
ちょっと変わっていたので出来れば実働にしたいなぁと思い
値段も安めだったので即決で落札しました。
外観そのものは後期型H42205の8本足なのだけれど、
コーションプレートは前期型H42201という品物でした。
芯送りさえ死んでいなければ復活はさほど難しくないはず。
わざわざコーションプレートだけ取り替える人もいないだろうし・・・。
(ネットで調べると同じような品物を手にしている人も少なからずいますので。
それともこれもまたアラジン15型マジックのひとつなんだろうか)
・・・ということで現物が届いたのですが、どうやら外観のヤレ具合の正体は
浸水・水没の所為だったようで、かなり広範囲に渡ってダメージが及んでいて
実際そのまま使えそうな部分はごくわずかでした・・・Orz。
タンクは芯固定のアームが朽ち果てていて影も形もありません。
フレームも穴が開いていて再使用は無理かもしれない・・・。
オクの画像ではきちんと付いているように見える、
チムニーのロック部分も実際は外れていてバラバラでした。
この時は部品取りが出るのを待つかと素直にあきらめていたのですが、
そういえば手元にアーム部分は問題ないが芯送りが死んでいて、
更にタンクのアームの支点ネジ取り付け部が割れていたのを
試しに直してみた、実験用の後期型タンクがあることを思い出しました。
ツマミ空回り・支点ネジ穴割れのタンクはアームAssyが綺麗に外れました。
こっちはどうやらつまみ部分の雌ネジがダメっぽいです。
もう片方の水没タンクは内部が水没でサビて固着しているので、
まずは油を差して1日ほど様子見・・・。
そうこうしているうちに内部水没タンクはアーム支点部の
マイナスネジがやっと綺麗に外れたのですが、
つまみ部分は錆びてがっちり固着してしまっているので
中々外れず正に根競べ状態。
(トーチでいくら炙ってもびくともしません)
水没側のアームも芯抑え部分だけ新作すれば使えるのかなと思いましたが、
実際外してみると残っているアーム部分もかなり腐っていて再使用は無理そうでした。
まぁ仕方が無いか。
その後、ツマミ空回り・支点ネジ穴割れのタンクから外したアームAssyを
内部水没タンクに移植しました。
試しに動かしてみると動作は快調です。
手で軽く引っ張ってもアームは外れないので芯を付けても大丈夫そうです。
あともう少し。
そして外した部品を付け戻し、アラジン15型のタンクの修理・組み立て作業は
一旦完了しました。
外観のお掃除とワックスを掛けたら少し綺麗な状態に😄。
その日は嫁さんが帰って来たので、車庫で漏れテストの準備を行い
動作確認は翌日に延期となりました。
一晩おいて翌朝にタンクの漏れの状態を確認。
何処からも灯油は漏れておらず漏れテストはOKでした。
それから手持ちの金ピカタンクのアラジンに修理したタンクを付けて
点灯試験を行います。
灯油メーターの窓を自作。
中々綺麗に出来ないですね・・・。
見た目はそれっぽくなりました。
あとはタンクに付けて上手くいくか・・・。
ボロボロの腰上も手直しを。
ネジがズタズタに刻まれてしまったボイルリングを止めるネジ部は
M3のナッターで打ち代えし、やれる範囲でのさび落としと磨きを掛けました。
(画像ではプラスネジになっていますが、その後マイナスの丸皿ネジを
手に入れ打ち代えました)
いよいよすべてを組立ててドキドキの点灯試験です。