以前に一番最初に買ったCDプレーヤーがSL-P7で、そのかっちかちな音に
「やっぱりデジタルだと温かみがなくなるんだな」と変な刷り込みを受けていた
話をしたような気がするのですが、実は同じ店に売られていたけれど、
予算的に手が届かず買えなかったモデルが今日届きました(^^;

・Technics SL-P8(CDプレーヤー、1984年、¥150,000)

ちょうどSL-P7が定価の75%OFFだったので¥27,500、
SL-P8が同じく75%OFFで¥37,500、
持っていった予算がたしか¥30,000~¥35,000でしたのでSL-P7しか選択肢がありませんでした。
それでも当時はものめずらしさと、今後これが主流になるので
いろいろ勉強しておこうと活用していましたねぇ。
また放熱が極端に悪く、トランジスタやレギュレーターなどの素子も
限界近い形で使用していたのか、熱でよく半田クラックが入って動作がおかしくなり、
自前でメンテナンスしつつ使っていたのが思い出されます。

今回のSL-P8はデザインは似ていますがフルサイズのCDで、ヘッドフォン出力も
本体にちゃんとついているし、ピッチコンまでついている豪勢なものです。

ガシャガシャ言ってCD読めないジャンクという事で入手しましたが

・ピック周りのメンテナンス
・サーボ関係再調整
・ローディングトレイのゴムベルト交換
・ピックアップのIN,OUTスイッチの接点磨き
・スピンドルのテーブルの錆除去
・グリスアップ
・外観クリーニング

等を行い復活しました。

おそらくDACがP7とは別物なんだと思いますが、出た音は全然違いました。
Technicsの高域よりの作りが基本で、ワイドレンジではないけれど
三味線のような弦楽器が気持ちよく鳴り、かといって低域が出ない訳ではなく、タイトな感じで鳴る。
各楽器の音の分離も良いように思います。

まだ調整がベストな状態出ないため、かからないCDがあったり
音飛びしたりすることはありますが、エージングかけけその後追い込んでみようと思います。
(やっぱりピックアップが意外と丈夫ですね)

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3