GRAFFITI(グラフィティ)とハーレーのビキニカウル ~CRAZY CRIMERS~
単車・四輪車チョッパーカスタムの世界において切り離す事のできない「描く」と言う行為。


ここ5年くらい、カスタムショーと併設して「ローブロウ・アート」ってジャンルが注目浴びてますが、そもそもあれはアート(美術)なのか産業なのか非常に区別がつきにくいですよね。
私はアートとしての評価はできない…ではなくて「しがたい」と思います。
と、言うのも一端の美術家として活動している方々は「他者を評価する資格のある人」から厳しい目で審査されています。
この「他者を評価する資格のある人々」は
長年に渡りデッサンで描画力を鍛練し、数多くの水彩画、油絵、彫刻を経験し、また人を美術教育する能力も備えた方々がほとんどです。
で、カスタムショーにチョッパーを評価できる技術・教養を持った人はたくさんいらっしゃいますが、
果たして「アート(美術)」を評価できる技能を持った人はいるのかって事です。
私は美術大学卒で、15~19歳の5年間、デッサンと木炭画をみっちりやってきましたが、
才能に限界を感じて「作る」側から「売る」側に転身しました。
と、言うのも美術の世界には「天才」的に上手くてセンスがある人間がいて
絵がうまい・絵を描く事が好きというレベルでは到底太刀打ちできない世界があるのです。
そういう人たちは驚くほどにデッサンをこなし、日々修練しています。
だから、「アーティスト(美術家)」として形容されるなら
それなりの凡人では太刀打ちできない技術を習得してなければいけないと思うのですが、
どうも、そんな感じではないですよね。
(※最近ではart(美術)+cartoon(漫画)の要素を取り入れた、今風なartoonなるジャンルもあります。)
で、「産業デザイナー」という立ち位置であれば、バイクやカー(その他)と言う商品に
「描く」立派な仕事(ビジネス)なわけですから、筋が通ってると思うんですが・・・。
とまぁぐちゃぐちゃ述べましたが、
判別しがたい現代風「アート」の一つである「グラフィティ (graffiti) 」。

その興味深いイベントが大阪は南港で開催されます。
CRAZY CRIMERS
CALMAART. CRACKERS 企画
●2010年1月8日(金)~1月10日(日)3日間
11:00~19:00(最終日は17:00まで)
海岸通ギャラリー・CASO 全館
(大阪市港区海岸通二丁目7-23)
入場料:高校生以上800円(3日間フリーパス1200円)


当日はグラフィティ界では有名な人(らしい)がライブ・ドロウイングもするらしく、
ヒップホップ等のDJによるライブなんかもあったり。
非常に興味津津であります。
優秀な方を見かけたら、私のハーレーのフロントカウルのペイントを依頼しようかと
企んでおりますデス。
いくらでやってくれるかな?
うちの会社の制作デザイナー君も出品するとあって、わたくし
林田も土曜日に逝って参ります。(SR乗りの次男坊とバイクで)
誰か、一緒に行きませんか~?