さてさて、本日は
「人事評価を何のためにするのか?」
という基本的な部分に言及しましょう。
それではまず、小学生の頃の夏休み前を思い出してください。
終業式が終わったあと、教室で担任の先生から通知表をもらって、ドキドキしながら中を見ましたね。
成績が上がっていればヨシ。
下がっていたら・・・親からの小言を覚悟します。
でも、親の小言をやり過ごせば、あとは楽しい夏休み!!
下がった成績なんて気にせず、遊ぶ日々です。
そんな感じでしたよね。
実は人事評価も同じです。
評価が悪かったからといって、その項目を自主的に改善するなんて、ほんの一部の人だけでしょう。
しかし、
「だから人事評価なんて無駄なんだ」
というワケではありません。
実は、
「評価を成長に繋げる働きかけ」
が必要なのです。
たとえば、
「コミュニケーション能力を伸ばすべき」
という指導程度は、多くの上司がしているでしょう。
でも、これではコミュニケーション能力は伸びません。
それよりも
「報告を、まずは口頭でもすぐにするようにしよう。」
とか
「はい、いいえ、だけでなく、その理由も少し言うようにしよう」
という具合に、具体的な行動に落とし込んだ指導が必要なのです。
つまり、
抽象的な指導ではなく、「明日からできる行動」 に言い換えてあげる
ことで、評価が成長とつながるのです。
(この能力は少し訓練が必要ですが、上司には必要な能力です)
評価 → 昇給
というサイクルから
評価 → 成長
というサイクルへの切り替えですね。
ぜひお試しください。
株式会社チームグリーン 前田