春の訪れを待たずして、彼は日本中を駆け巡り始めた。多くの人に、絶大なインパクトを残しながら。

彼の魅力を感じた人は口を揃えてこう言った。

「やばい、泣きそう」

それだけ人の脳裏に強烈に刻み込まれる彼の存在感は、ある種の絶対的な領域に達しようとしているのかもしれない。

人々は言う、
「見えるんじゃない、感じるんだ」

それはまさに、神…。

信仰のあるものとないのもとを正確に分かち、耐え難いほどの苦行を強いるあたりは、いわば神のもつ神秘的な力にすがることしかできない我々凡人に神が与えた試練。

ただ、ヒンドゥー教におけるブラフマーのように恩恵を与えてくれる別の神が、神以外に他に存在しないことが、この信仰における最大の特徴とも言える。

わかりやすく言うと、苦行は苦行でしかなく、その中から何かを得ることは当人以外にできないということだ。

神はそこに存在しながら、決して手を差し伸べてはくれないのである。

なんて厳しい教えなのだ…。

そして、今こうしている瞬間も神は空を舞い、我々の中にその存在を蓄積させていく。







クソッタレが…


悔しいから鼻水とともに神の一部をティッシュに包んで、ゴミ箱にポイした水曜の夜。


明日から週の後半、花粉なんかに負けずに頑張ろうな!

おやすみ(。-_-。)

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