【新入社員のシンジくん】
3人用
作：ひろし
A錨シンジ
B鈴腹トウジ
C加痔リョウジ
C｢おはよう！今日からみんなの仲間になる錨君だ。早速だが錨君、みんなに挨拶してくれ。｣
A｢はい！おはようございます！初めまして！本日からこちらの営業部でお世話になります。錨と申します！至らないところで皆様には大変お世話になりますが、よろしくお願い致します！｣
C｢えー、と言う事でみんな、錨シンジくんをよろしく頼むね！｣
パチパチパチパチパチパチ
Aナレ｢僕の名前は錨シンジ。
小さい頃から、エヴァンゲリオンの主人公と同じ名前だから、友達からその事でよくからかわれて、シンジくんって呼ばれていた。
就職戦争に勝ち残って今の会社に内定が決まって、今日が初出勤だって言うのに、のっけからシンジくんだ！はぁーあー・・・先が思いやられるよー💦｣
B｢やー！よろしくねーシンジくん！｣
A｢よ、よろしくお願いします！｣
B｢ちなみにシンジくんはどれくらいサービスしてくれんのー？｣
A｢え？サービス？なな、何の事でしょうか？｣
B｢いやいや、だからさぁー。ミサトさんが言うじゃん。｣
A｢それはミサトさんが言ってる事なんで、僕は直接的には関係性が低いと思います。｣
B｢チェッ、つまんねー奴だなぁー。そんなんじゃ営業部でやってけねぇーぞー。｣
A｢あ、はは、はい。すすす、すみません。｣
B｢良くどもるとこまで似ちゃダメだろーシンジくん笑｣
A｢す、すみません。｣
B｢まぁいいや。じゃあここでやってもらうことはぁー・・・｣
A｢・・・(入って初日のしかも数分でこんなにいびられるなんて・・・くっそー！めちゃめちゃ悔しい！)｣
B｢・・・で、定期的に挨拶して行って、たまに新商品の紹介をして商品を追加注文してもらうって事。分かったー？｣
A｢はい・・・分かりました・・・｣
B｢なんだなんだ元気ねぇーなぁー。｣
C｢早速何か問題でもあったのかなぁー鈴腹くん？｣
B｢いえいえ、なんだかシンジくんが元気なくて元気付けてたとこでしたよー💦｣
C｢シンジくんて呼んで、仲良くやって行こうって鈴腹くんの計らいが分からないのかね？シンジくん💦｣
A｢は、はぁー・・・｣
C｢とりあえず休憩だ休憩。休んできなさい。｣
A｢わ、分かりました。｣
歩行音
トコトコトコトコ
C｢最近の若いもんはみんなあーなのかねー。｣
B｢あーなんじゃないすかぁー？｣
C｢先が思いやられるよ💦ははは💦｣
B｢ははは💦｣
A｢・・・(おいおい！全部筒抜けだってぇーのぉー！・・・もうダメだ。全然上手くやってける気がしないよ・・・あーあー、辞めたいなぁー・・・)｣
A｢はっ！(逃げちゃダメだ！・・・逃げちゃダメだ！逃げちゃダメだ！逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ！逃げちゃダメだ！逃げちゃダメだ！逃げちゃダメだ！逃げちゃダメだ！)｣
ドアが開く音
ガチャッ！
B｢おっ、シンジくんおかえりぃー。ゆっくり休めたかなぁー？｣
A｢はい！しっかり休めました！先程は失礼しました！改めてご教授お願いします！｣
B｢おっ！威勢がいいねー！｣
A｢ありがとうございます！｣
B｢・・・でぇー、｣
A｢はい！｣
B｢ここで必要なのがぁー・・・｣
A｢はい！｣
Aナレ｢僕はエヴァのパイロットでもなければ、主人公でもないんだ！
でも、こんなモブでも、どんなに悔しくても、負けずにこの仕事で生き残って、幸せになってやるんだ！｣
