2016年9月10日(土)〜12日(月)の3日間、横間海岸でテクノ・トランス野外パーティー「Liquid Drop Groove Flip Out Gathering 2016」が開催されました。
サイケデリックトランスレーベル MATSURI DIGITALのマネージャーYUTA が新たにスタートしたサイケデリックテクノレーベル、Liquid Drop Groove を始動。
最終的に候補地として選ばれたのがここ八丈島です。
DIY野外パーティーとして活躍する「Dance Of Shiva」と、八丈島で同様のトランスイベントを毎年開催している「琉景和音」との共催で行われました。
夏日に恵まれた初日。会場は眼下に位置する八丈富士と八丈小島が一望できる横間海岸。
夕陽の沈む瞬間にメインアーティストのライブを組むなど趣向を凝らし、横間の広大な海岸沿いに3つのステージが組まれました。
10日の午後3時のオープニングに八丈太鼓の音色でイベントがスタート!
夕闇に包まれていくとテントの灯りと大坂トンネルの照明はデコレーションの一部に。奇抜なオブジェと重なり合い、その光景は異世界のような空間に。
3つの会場を舞台に多彩なアーティスト陣が繰り出すサウンドの数々が観客を魅了。
2日目の夜にはAyanicocoさんによるボディペイントが施された「Dance Of Shiva」のダンサーSeiraさんのコンテンポラリーダンスで来場客を楽しませていました。
通しのイベントのため飲食ブースも出店。
末吉・希望の村で臨時営業しているウィークエンドカフェが出店。
島ガンボスープはお米入りのメキシカン味で10種類の具材入り。とん汁は明日葉とクレソンが入っていて体によさそうです。
coffeestand HALEKOPEも出店。ハレコペ号で自家焙煎コーヒーを提供していました。イベントで疲れた客の喉を美味しいコーヒーで潤しています。
夜のファイヤー八丈太鼓。燃えさかる炎と猛々しく響く太鼓の音色。
サウンドだけに留まらず、東屋前で行われたのは琉景和音名物のスイカ割り大会。
島のスイカは甘さと水気たっぷりで、子供達も島の味を堪能していました。
暮れゆく八丈小島にゆっくりと雲がかかり、闇に包まれていく風景を見ながら談笑し、思い思いに過ごす観客。
横間海岸はいつしか音楽と自然が一体となった心地いい場所となり、ここにいる者だけが味わえる極上の空間に。
参加者は目当てのアーティストに合わせて会場に集まり、それ以外の時間は島内観光やグルメスポット巡りなどを楽しんでいました。
途中何度か雨に降られながらも野外イベントに慣れているお客さんは全然お構いなし。3日間ノンストップで行われ、12日の朝6時に無事にファイナルを迎えました。
「Liquid Drop Groove」主催者のDJ YUTAさんは今回のイベントを伊豆諸島展開へのテイクオフパーティと銘打ち、八丈島に限らず毎年伊豆諸島を巡るイベントを現在企画しているそうです。
伊豆諸島での開催は来場客に大きな感動を与え、島の魅力を大いにアピールする可能性を秘めている。今回のイベントで初めて八丈島に来島した人も多く、今まで伊豆諸島に行った事がない若い世代を今後も集客していきたいと意気込みを語ります。
スタッフと観客、総勢400名がこのパーティーに参加、イベントが目的で初めて島に訪れた方の中には、今度は観光やアクティビティにまた来たいと言う声も数多くありました。
またのご来島を心よりお待ちしております。次回も八丈島でお会いましょう!