![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160709/17/team8jo/fc/80/j/o0548036513693189564.jpg?caw=800)
三根地区にある、八丈島郷土資料館「八丈島ふるさと塾」のご紹介です。
こちらが「八丈島ふるさと塾」の大澤幸一さんです。
大澤さんは八丈島関連資料の蒐集家として島ではとても有名な方で、その収集品を展示する八丈島郷土資料館「八丈島ふるさと塾」を主宰されています。
所有する資料は書籍2000冊以上、音声資料60点以上、映像資料20点以上等々。
歴史民俗資料館でも置いてない貴重な秘蔵品も「八丈島ふるさと塾」ではご覧いただけます。
奥の黄八丈の着物が印象的な展示会場。
膨大なコレクションの一部が今年も町民ギャラリーに展示され、珍しい本や資料を見にいろんな方がギャラリーに訪れていました。
八丈島に流人となった近藤富蔵の著作集「八丈実記」の発行本。
明治20年に83歳で亡くなる在島60年の間に近藤富蔵が島内にある古文書を書き写し、それに解釈などを加えた書物で、日本の離島研究のバイブル的な資料です。
八丈島の地元紙「南海タイムス」。
昔の記事を読むと八丈島の歴史や生活の様子がよくわかりますね。
戦争を背景にした書物も数多く出ています。島の書店、大志堂でも取り扱っておりますのでぜひお手にとってみてください。
ダイビングショップ「レグルスダイビング」のオーナー加藤昌一さんの著作物。
八丈島に住む魚や海の生物が事細かに記されています。
島の焼酎、情け嶋でお馴染みの八丈興発のポスター。
黄八丈を着た女性が男性にお酌している風情のあるイラストが目を引きます。
八丈島に移住した漫画家、たかまつやよい先生の「流されて八丈島」も所蔵品の一部。
やよい先生は島在住10年目に突入し、こちらのマンガも観光ガイド本として活躍しています。
LP盤からEP盤まで、著名な方々が八丈島にちなんだ歌や民謡を出しています。
中には紅白歌合戦で披露された歌もあったそうです。
これらのコレクションはプレーヤーで聞く事ができました。
レコードに針を落とすと周りに懐かしい曲が流れ、時折ジジジ・・・と雑音が入ってCDとは違う音がとても新鮮です。
面白かったのは昔の八丈島の観光地図。島の情報がぎっしり書き込まれています。昔の観光客はこういうマップを頼りに八丈島を観光したのでしょうね。
こちらは昭和58年当時の、時代を感じさせるカラーの観光地図。
手書きで書かれたイラスト広告は懐かしさと新鮮さを持ち合わせていて、とても面白い。
手書きイラスト満載の地図はローカル感に溢れ、『東洋のハワイ』と言われていた当時の八丈島の観光をしのばせます。
八丈島を題材にしたあらゆる歌を収めています。
春山節、ショメ節といった民謡からご当地ソングや廃校になった樫立小学校・中之郷小学校、そして永郷小学校の校歌まで幅広く入っています。
ふるさと塾ライブラリー①となっているので大澤さんに尋ねたところ、そのうち②、③と続刊を予定しているとのこと。ただいつになるかはまだ未定ですが。
みなさんも手にとる機会がありましたらぜひご一読ください。
ざっと紹介したのは八丈島ふるさと塾にある所蔵品の一部。
まだまだ隠された秘蔵品については、また後日、こちらのブログで紹介いたします。
大澤さんはガイドもされており、不在の場合もありますので八丈島ふるさと塾へ行かれる方は下記の連絡先へご予約されてから行かれることをオススメいたします。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160709/17/team8jo/58/d2/j/o0548036513693202800.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160709/17/team8jo/66/6d/j/o0548036513693202799.jpg?caw=800)
もっと八丈島のことについて知りたい方や懐かしい八丈島の話を聞きたい方は、
八丈島郷土資料館、八丈島ふるさと塾をぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
雨の日にも、ふらっと立ち寄って、懐かしの昭和レコードは見るだけでも面白いですよ。
八丈島ふるさと塾
東京都八丈島八丈町三根1858
TEL:04996-2-2730