八丈島の産業が勢揃い!第25回八丈島産業祭 | 八丈島観光協会blog

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2015年3月21日()・22日()の二日間に渡り、第25回八丈島産業祭が開催されました。
第49回八丈島フリージアまつりも同日から開催され、多くのお客様にご来場いただきました。


今年は八丈町とハワイ・マウイ郡姉妹都市提携50周年を迎え、ハワイの文化にちなんだイベントが用意されました。
その一つが八丈島漁業協同組合女性部とJA東京島しょ八丈島女性部によるハワイ料理試食イベントです。


ムロアジハンバーグのロコモコ
ムロアジのミンチで作ったハンバーグで作ってあります。グレービーソースと肉汁が絡み合い美味しかったです。





トビウオすり身と塩レモンのロミロミ
八丈島産の旬の野菜とトビウオのすり身を使ったハワイ風サラダ。話題の八丈フルーツレモンで作った塩レモンとジャムが隠し味。少し酸味の効いてさっぱりといただけました。「ロミ」とはハワイ語で揉むという意味。



トビウオすり身のラウラウ
かき菜とティーリーフでトビウオのすり身を蒸した一品。トビウオのぷりぷりした食感がとても面白い。ラウラウとはハワイ語で「包む」という意味。




三つのメニューを名前入りのシートに乗せてハワイ料理八丈島バージョンが完成!



ぜひ食べてみたいと限定200食の試食に沢山のお客様の列が出来、珍しいメニューに舌鼓を打っていらしゃいました。子ども達にも好評でした。



フラダンスなどに使用されるハワイの文化に欠かせないレイ。
レイプランツとしてのティーリーフも、八丈島では産業として力を入れています。


          
地元 八丈島産のティーリーフを使ったレイメイキングコーナーも大好評!
女の子も綺麗にあみあみしてレイを作っています。みんなとても上手~♪



衣装をまとい、作ったレイをかけて記念撮影。お兄ちゃん達はちょっと照れくさそうにしていましたが、かっこよく着こなしていました。



子供達によるミニフラショーも披露されました。ハワイ文化を八丈島の子供達が継承し、一層ハワイとの絆を深めていけたらいいですね。



コサージュコーナーも大盛況です。フリージアも用意され、多くのお客様がお好みの花でコサージュ作りに没頭していました。


      
八丈島は園芸の島として今もなお多くの植物が生産されています。鉢物やフェニックス・ロベレニーも沢山展示されていました。
ランは八丈高校の作品。都内でも園芸科が設けられている高校は少なく、その中でも八丈高校は毎年素晴らしい作品を出品しています。



近年、島外への出荷が始まった八丈フルーツレモンも存在感をアピールしています。



一際目立つ小笠原固有種のセボレーヤシ。
説明書きには「江戸後期ハワイから小笠原に移住したセボレー氏に因んだノヤシ。江戸末期日本人として初めて小笠原に移住したのは八丈島民である。」と書かれています。ハワイ・小笠原・八丈島がこのヤシによって繋がっているのですね。



その横でロベの葉先を型で押さえながらカッターで整える作業をしていらしゃいました。こうした方々の努力が八丈島の切り葉産業を支えています。



八丈島の野菜が大集合!

  

  
お馴染みの明日葉や里芋。「きんぼ」と呼ばれるサツマイモに穴を開けて干した物。色が濃い方は紫芋で作っています。
島の土壌はこうしてみると色々な作物を作ることができるのですね。


  

  

  
商工会研修室に設けられた展示スペース。三種の神器と呼ばれた「くさや・焼酎・黄八丈」を始め陶芸や木工品まで並び、ご来場されるお客様の目を楽しませていました。


そろそろお腹がすいてきました。模擬店コーナーが設けられていますので外に出てみましょう!


八丈島は沖縄と並ぶヤギ肉文化が残っています。こちらはヤギ肉研究会によるヤギ肉ジャーキー。しっかりとした歯ごたえで味も濃厚でした。
撮影しようとしたところ、気がついたら最後の一皿が無くなってしまいました。残念!



その隣のブースで焼肉をごちそうになりました。もつ煮も一緒にいただきます♪



麦雑炊のコーナー。出汁が効いた雑炊が美味しい。
給食に出るメニューで子供達には一番身近な郷土料理です。おかわりしていた子もいました。




普段は底土船客待合所で毎月第3土曜日に開催している八丈おさかな朝市。
この日は産業祭で出店です。島の魚を使ったお総菜がずらりと並んでいます。



明日葉販売コーナー。八丈島で作られる明日葉は栄養価が高く、味も絶賛!
その場で地方発送も出来ますので贈答品にいかがでしょうか?


あしたば加工工場では明日葉を加工し、様々な商品を取り扱っています。
その中でも「明日葉ふわふわ削り節」は東京都産業労働局長賞を受賞。
手軽に明日葉の栄養がとれて食感が楽しい商品です。


  

  
その他にもフリージアをはじめ園芸品のコーナー。きのこや野草など様々な模擬店が出ていて、とても楽しいひとときでした。


野菜販売コーナーへ。JA農協女性部と無農薬野菜のYU-Iファームの野菜が並んでいます。写真のような島の大きなセロリをいただきました。


  
八丈フルーツレモンの加工品も充実。ジャムやレモンピールも良く売れていました。


  

  
べっ甲色をした観光客にも人気の島寿司をはじめ、くさや、島とうがらし等、産業祭ならではのラインナップ。



二日目には「ひょんはー餅つき」が披露。
三人でかけ声を掛け合いながら交互にもちをついていきます。杵はお月様にいるうさぎと一緒のタイプ。
目にも楽しく、お腹も満足。今年も充実した産業祭でした。



窓際にビクトリーブーケが優雅に並べられています。
2020年の東京オリンピックに向けて八丈島の植物で作られ、舛添都知事にも献上されました。
このブーケに象徴されるように、八丈島の産業はこれからも未来へ向けて発信、発展していくことでしょう。
来年の八丈島産業祭も楽しみです。