水蒸気爆発によってできた横間の噴火口の頂上部は、もともとは両側に切り立っていたのだが、いつの頃かそこを越える道ができたと思われる。しかし、最高部を越える所は尖っているので、両端を削って通り易くしたと思われる。そのため、切り通しになっていて、そこを掘っ切りと言っているのである。ここを通る道が大坂越で、旧道の跡が残っている。途中が崩れていたりで大変ではあるが下まで下ることができる。
なお、為朝伝説によれば、ここは、城山の下の腰掛け石から為朝が弓を射たところ、この掘っ切りを矢が突き通り、今のように切り通しになったということになっている。
掘っ切り
〒100-1621 東京都八丈島八丈町樫立
大坂トンネルを抜けると右手に広場があるが、そちらには行かないで、都道のすぐ海側脇の所を登って行く細い踏み分け道をそのまま登って行く。