優婆夷宝明神社(うばいほうめいじんじゃ)のお祭りが11月8日・9日に行われました。
初日は玉石垣で有名な大里地区から御輿と太鼓が出発し、島内各所を回ります。
早朝は曇りで雨が降りそうな雰囲気でしたが、次第に晴れてきました。どこからともなく太鼓の音が段々大きくなって近づいていきます。
そして黄八丈めゆ工房の駐車場に御輿が登場!
御輿を追いかけるように太鼓を乗せたトラックが続きます。
ちょこんと子供が乗っていてかわいらしいですね。
拍子木の音に合わせて島の若者が「わっしょい!わっしょい!」
御輿を回したり天高く持ち上げたりして商売繁盛を願います。
荘厳な御輿ですね。新品を購入すると何千万円もするそうです。
今回は修理したそうですがそれでも何百万かかったとか。
八丈太鼓を叩きます。勇ましい太鼓の音が青い空へ響いていきます。
島の子供達はとても太鼓が上手です。もらったお菓子をポケットにパンパンに詰めながらリズミカルに太鼓を叩いていました。
翌日9日の舞台は優婆夷宝明神社へ。大里の都道に提灯が灯ります。
午後5時から抽選券が配られます。これをもらうために長蛇の列ができます。
あっという間になくなり、もらえなかった人もいました。
夜店からおいしそうな匂いが漂ってきます。子供達もお小遣いを握りしめ、大好きなおもちゃやくじ引きに夢中です。
懐かしい型抜きもやっていました。大人もカリカリして楽しみます。
演芸大会ではカラオケや太鼓、バンド演奏で盛り上がってます。
若草保育園の子供達によるお遊戯がはじまりました。妖怪体操は見ているお子さんも一緒に踊ります。人気がありますね。
演芸のトリを飾るのはやはり八丈太鼓。
月曜会による荒ぶる八丈太鼓の音が会場内を包み込みます。
さあいよいよ待ちに待った大抽選会がはじまります。お客様も満員御礼。
神主さんがおみくじを引いて当選者が決まります。番号を聞き逃さないよう耳をすまして舞台に注目!
番号を呼ばれた人はさらに商品番号のくじを引きます。
島焼酎や島たまご、黄八丈サブレや尾長鯛など八丈島ならではの景品が並びます。
伊勢海老が当たりました!以前はヤギやニワトリなんて景品もありました。
当たった人のリアクションも見るのも抽選会の楽しみです。
なんと自転車が当たりました。豪華景品になると当たった人より見ている会場のお客さんの方のリアクションが大きいです。
こちらの方も食器乾燥機が当たり、大盤振る舞いの抽選会でした。
さあ、祭りも最後のイベント、餅まきです。合図すると一斉に舞台から沢山の餅が投げられ、皆さん必死で餅をとりにいきます。
夜店の上からも餅、餅、餅。四方八方から餅やお菓子が降ってきます。
子供達はせっせと拾い集め、スーパーのレジ袋に入れていました。
蘇鉄が印象的な優婆夷宝明神社。
祭りも終わり、帰る人にそっと手をふるかのように葉がゆれていました。
また来年もここでお会いしましょう。