皮までおいしい菊池レモン 八丈島では収穫期 | 八丈島観光協会blog

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八丈島の新しい特産品「菊池レモン」の季節がやってきました。

数年前から島外出荷へ向けた本格的な栽培がはじまり、昨年の初出荷に続き今年で2年目の出荷となります。
昨年は銀座の三越デパートで販売され、多くのお問い合わせをいただきました。

大賀郷の生産者、奥山さんの温室にもたくさんの菊池レモンが実っています。



温室の中に入るとレモンの木がうっそうと茂り、緑の葉の影から黄色の果実が見え隠れ。

 

近寄るとレモンがたくさん。
レモンはさくらんぼの様に、釣り下がって生ります。



一本の木に200個ほど実がなるようです。
温室には菊池レモンの木が40本、所狭しと植わっていました。

 
このように青かったものが、黄色く大きく色づきました。
 

手のひらに収まりません。

今年は記録的な酷暑と少雨の年で、果実のサイズも小さめですが、それでも1個当たり200~300gと、一般的なレモンのほぼ3倍の大きさです。



収穫され出荷を待つ菊池レモン

収穫は12月中旬から3月頃まで行われます。
昨年の1,300個を大幅に上回る、約16,000個(約4㌧)の出荷が見込まれています。

 


 
<お問い合わせ先>
JA 東京島しょ本店(八丈島)
TEL 04996-2-1223

 

「菊池レモン」とは

「菊池レモン」は、昭和15年に八丈島中之郷出身の菊池雄二氏により、ミクロネシアのテニヤン島から八丈島へ持ち込まれたレモンで、マイヤーレモンの一系統とされています。
原木の導入者である菊池雄二氏に因んで『菊池レモン』と名付けられています。
「菊池レモン」は、普通のレモンとは味や香りが異なり、果肉の酸味が穏やかで、果皮に独特な良い香りがあります。さらに樹上で完熟させることで、機能性成分を多く含む果皮は苦味が少なくなって甘みをおび、皮ごと食べられる特徴があります。
また、「菊池レモン」の果実特性を更に引き出すために適正着果数の検討や収穫時期、栽培管理方法の研究も現在進められています。