今日は、私が大好きだった人のお誕生日です
大好きだった人といっても、恋愛関係の大好きだった人ではなく、祖母の妹に当たる人です。
私は幼稚園に行っていた頃、このおばさんのおうちにお世話になっていました。
その頃、家族はみんな働いていたし、姉たちは学校に行っていたので、このおばさんに、幼稚園から帰ってきてからのお世話をしてもらっていたのです。
このおばさんのおうちでは、本当にお世話になりました。
また、私がやんちゃだったため、いろいろと迷惑もかけちゃいました。
でも、それ以来、何かあるにつけ、おばさんのおうちに行ってはお茶飲んだり、おしゃべりしたり、ご飯を食べさせてもらったりしていました。
祖母もこのおばさんには本当にお世話になったらしく、戦争中に祖母が母を出産したとき、このおばさんがわざわざ横須賀まで来てくれて、祖母と母のお世話をしてくれたそうです。
私が社会人になってかも、よく遊びに行っていました。
社会人最初の年には、梅干のつけ方を教えてもらいに行ったし、おばさんから、
“白菜の漬物ができたよー”
“おはぎを作ったからとりにおいでー”
と電話をもらっては、手作りのおいしいお漬物やその他もろもろを頂きに行ってました。
まだ病院に勤めていた頃のことです。
シフトの関係で、金曜日が休みになり、雨が降っていましたが、お出かけをすることにしました。
祖母とおばさんを連れて、山の中にある、お気に入りのお店にお昼ごはんを食べにいきました。
お店に行く途中、桜が雨に濡れながらもとてもきれいで、
“きれいだねー”
と言いながら運転していると、おばさんが、
“今日は、おばさんの誕生日なんだ。こんなにきれいな桜を見せてくれてありがとう。思いがけない誕生日プレゼントよ。”
と言ってくれました。
それから数年だ経ち、おばさんは突然亡くなりました。
突然、大動脈の解離が起き、どうすることもできなかったそうです。
桜も散る、大雨の日の夜でした。
お通夜やお葬式のときに、おばさんの家族の人から、
“おばさんは、ももと桜を見に行ったことが本当に嬉しかったみたいで、私たちにも、ももが桜を見に連れて行ってくれたって嬉しそうにそのときのことを話してたのよ。”
と言われ、号泣でした。
それくらいしかできなかったのに、そんなに喜んでもらっていたなんて、、、
久しぶりに、そのドライブの日のことを思い出し、泣いてしまった今日でした。