皆さんは「ゾーン」ってご存知でしょうか。
一流のトップアスリートなんかがよく言うやつ。
いわゆる、「ゾーンに入る」っていう、あれです。
「一般的にゾーンとは、
集中力が非常に高まり、
周りの景色や音などが意識の外に排除され、
自分の感覚だけが研ぎ澄まされ、
活動に没頭できる特殊な意識状態を指します。
驚異的な集中力で予想以上の結果を出すことが可能になると考えられます。」
調べるとそう書いてありました。
いやこれは、あれだわ。
確実に自分、ゾーン入ったわ。
私はそう確信しました。
先日私は自宅にて、
いつものように床に散らばるアイテムを一通りソファの上に置き、
得意の足の親指を使ってルンバ(ロボット掃除機)のスイッチを起動させました。
掃除機を自分でかけるのが面倒だからとルンバを購入し、
尚且つ、
屈(かが)んでスイッチを押す事さえしない横着者(おうちゃくもの)の極みみたいな私。
そんな私の為に、今日もルンバは一生懸命床のゴミ達を吸い取って周ってくれます。
我が家には2匹のワンコがおります。
そんな彼らの大量の抜け毛も一網打尽にしてくれる頼もしいルンバ。
ルンバ氏が動き回りやすいようにと床に物を置くことも減り、
家もスッキリしました。
ありがたい事しかありません。
走り回るルンバ。
落ちている髪の毛も綿ぼこりもグングン吸い取られてゆきます。
走り回るルンバ。
その様子をソファの上から眺めるワンコ達。
を眺めながら一息つく私。
走り回るルンバ。
床に落ちているウンコ。
ワンコのウンコが床に落ちてる。
走り回るルンバ。
ウンコに一直線のルンバ。
・・・・・・・・。
「ぁぁぁぁあああああああ駄目ぇぇえええぇぇぇええ!!!!!!!!」
そう。
その時ですよね。
ゾーンに入りました。
ウンコめがけて突っ込んでいくルンバが物凄くゆっくりに感じたのです。
あと30センチからが、とてつもなくスローリー。
「いや、あんなとこにウンコしたのどいつや。」
とか、
「あぁ、さっきシャンプーしたのが気に入らなかったから腹いせのウンコだな。」
とか、そんなことまで考える余裕もあった。
そんな事を考えながら私は駆け出していた。
あと20センチ。
多分叫んでいたのは確かで、
「声でルンバを止める!」ぐらいの勢いをもってして私は叫んでいたと思う。
「ぁぁぁぁああああああああああああ!!!!!」
あと10センチ。
もうこれ自分史上最速ってくらいの反射神経とスタートダッシュを駆使して、
私は迫り来るウンコとの衝突を回避する事に成功しました。
持ち上げられたルンバはぷスーんといって活動を停止しました。
いや、よく気づいたなっていうか、
よく動けたなって。
奇跡だった。
なんかアルマゲドン観た後くらいの感動あった。
ルンバを胸に抱えて床のウンコを眺める私の脳内にエアロスミス流れました。
あぁこれがいわゆるあれか。
ゾーンなのか。
そう思いましたよね。
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久々の投稿にも関わらず、💩を連発してしまったこと、心よりお詫び申し上げます。