トミー
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今年は春節が遅かったため、まだ寒さが残るので、
もう少し気温が上がり、葉菖蒲が成長して独特の香りが出る頃でないと、「菖蒲湯」に菖蒲を入れても生薬効果がないのです。
ちなみに、あの紫の花が咲く花菖蒲とは別のものですよ。
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「日本の“薬日”と中国の“端午節”」
「薬日(くすりび)」は、日本の伝統や歴史に由来する言葉であり、中国医学の用語ではありません。しかし、その背景には、中国医学に基づく漢方薬が深く関係しています。
漢方薬に用いられる生薬(薬草)の知識は、古代中国から日本に伝えられたものです。
『日本書紀』によれば、推古天皇19年(611年)5月5日、推古天皇は百官を率い、大和の菟田野(現在の奈良県宇陀市)において、薬用となる草木を採取する「薬狩り」を催しました。これがその後、毎年の恒例行事となり、この日を「薬日」と定めたとされています。当日には、女性は薬草摘みに、男性は鹿狩りに出かけたそうです。
若鹿の角は「鹿茸(ろくじょう)」として、
腎の陽気(生命エネルギー)を強力に補い、身体を温め、精力を高めるほか、疲労回復や骨・筋肉の強化、血の生成を促す強壮作用を持つとされます。
一方、老鹿の角は「鹿角(ろっかく)」として、「腎」を補い、血行を促進し、精や血を補う(補血・益精)作用があるとされ、いずれも漢方薬として重宝されてきました。
この日に摘んだ薬草には特別な効能があると信じられ、先人たちは山野を巡って薬狩りを楽しんだといわれています。
採取された薬草には、菖蒲(ショウブ)や艾(ヨモギ)など、香りの強い植物が多く含まれていました。これらを風呂に入れることで、疫病や邪気を払い、子どもの健やかな成長をもたらすと考えられてきました。
現在でも、菖蒲湯に入る風習が日本各地に残っています。
西洋医学的には、菖蒲に含まれるアザロンやオイゲノールといった精油成分が、鎮痛や血行改善に効果があるとされています。また、艾にはシネオールなどの精油成分に加え、クロロフィルや鉄分も含まれ、外用・内服の双方で利用されています。
中国医学の観点では、菖蒲の根茎を乾燥させた「菖蒲根」は、生薬として用いられます。
強い芳香により湿邪(しつじゃ)を取り除き、胃腸の働きを整える「健胃(けんい)作用」や、精神の緊張を鎮める「安神(あんしん)作用」を持つとされています。
また、艾の葉や枝先を乾燥させた「艾葉(がいよう)」は、身体を内側から温めて経絡(気や血の通り道)の流れを改善し、冷えの原因となる寒邪を取り除く「温経散寒(うんけいさんかん)」作用を有します。
さらに、「暖宮止血(だんきゅうしけつ)」作用により、冷えによって機能低下した子宮を温め、不正出血や過多月経の改善に用いられる温性の生薬です。
『中国医学は、西洋医学とは違う角度から人体を診る、もう一つの医学なのです』


















