トミー
SO院長
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制度上は可能です......。
しかし、私は教育者として学生を指導するためには、一定期間の臨床経験が必要だと考えています。
実際の患者さんと向き合う中で培われる知識や技術、そして臨床判断力は、教育の質を左右する重要な要素だからです。
ただし、現行制度では臨床経験は必須要件とされていません.....。
トミー
SO院長
教員養成課程は2年間です。
そのため、免許取得後すぐに進学した場合、十分な臨床経験を積まないまま、2年後には教育現場に立つことも可能です。😨
私は、こうした制度によって、臨床経験に裏付けられた指導を十分に受けられない状況は、鍼灸を学ぶ学生にとって、多大な損失だと考えています。
これは鍼灸臨床教育の質という観点から、検討すべき課題の一つではないでしょうか。
トミー
SO院長
鍼灸師は、医師のインターン制度やレジデント制度のような体系的な臨床研修を経なくても臨床現場に立つことができます。
私は教員養成制度の問題も含め、こうした臨床経験の位置づけに関する制度的課題が根底にあると考えています。
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また、鍼灸学校の評価は国家試験の合格率によって左右される傾向があるため、教育内容も国家試験対策中心になりやすい場合があります。
その結果、臨床現場で本来は最も必要な臨床実践力の育成に十分な時間を割けない現状もあります。
トミー
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3年間という限られた修業年限の中で国家試験合格を目指さなければならないため、知識習得が中心となることはある程度やむを得ない面もあります。
しかし、本来の鍼灸教育は、国家試験対策だけではなく、臨床家として必要な思考力や技術力を育成することが、最も重要だと私は考えています。
トミー
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「日本と中国、鍼灸(中医)師の教員養成制度の大きな違い」
私が留学していた北京中医薬大学では、医師免許を取得するために、まず本科(学部)へ入学し、5~6年間の専門教育を受けます。
卒業後は附属病院などで1年間の臨床実習・研修を行い、その後、「中医執業医師国家試験」に合格する必要があります。
さらに、修士(碩士)課程に2~3年間、博士課程に3~4年間在籍するため、本科から博士号取得までストレートに進学した場合でも、通常10~12年間が必要となります。
また、将来の中医師育成を担う大学教員になるためには、博士号の取得に加え、大学教員としての資格や研究業績が求められます。
中国の大学教員の職階(職称)は、助教、講師、副教授、教授の順に昇進していきます。
一般的には、講師や副教授として一定期間の教育・臨床・研究実績を積み、大学の職称評定(昇任審査)を経て教授へと昇進します。
特に教授へ昇格するためには、十分な臨床・研究実績に加え、中医学専門誌や国際的な学術誌(SCI収載誌など)への論文掲載、さらには国家自然科学基金などの研究プロジェクトを主導した経験が重要な評価対象となります。
北京中医薬大学で教壇に立つ教員の多くは、大学附属病院で日常的に診療を行う臨床家でもあります。教授は診療と教育を両立しており、その割合は概ね「臨床5~7割、教育3~5割」とされています。
特に附属医院などの三級甲等病院に所属し、主任医師や副主任医師を兼務する教授では、臨床業務の比重がさらに高くなります。
ちなみに、日本の大学病院で診療に従事する西洋医学の医学部教授も、一般的には「臨床40~60%」「教育10~20%」「研究30~50%」程度の割合で業務を担っています。
日本にも鍼灸大学は数校存在し、教育・研究に従事する鍼灸教員も多数活躍しています。
しかし、鍼灸系大学の数は限られており、「臨床経験を積む」となると附属病院や臨床教育体制の規模が中国とは比較にならないため十分とは言い難い面があります。
そのため、教育・研究だけでなく、豊富な臨床経験を持つ教員を継続的に育成できる仕組みづくりは、日本の鍼灸界が今後発展していくうえで重要な課題の一つだと私は考えています。
良い鍼灸師を育てるためには、まず良い臨床家を育て、その臨床家が教育者となる仕組みが必要なのかもしれません.......。
『鍼灸治療は、西洋医学とは違う角度から人体を診る、もう一つの医学なのです』
















