登美ヶ丘治療院

登美ヶ丘治療院

「中国医学は、現代医学とは違う角度から人体を診るもう一つの医学です」

トミー

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SO院長、先週末は香川県の四国医療専門学校で開催された就職説明会へのご参加、お疲れさまでした。🙇


SO院長

今年度も参加してきましたが、毎回どの養成校でも感じることがあります。それは、就職説明会において「鍼灸治療院」の人気があまり高くないということです。

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トミー

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どうしてですか?😭


SO院長

まず、参加している企業の多くは、グループ展開している大規模な接骨院や在宅医療関連会社、美容サロンなどです。大きな横断幕や看板を掲げたブースに複数の人事担当者が配置されており、その存在感は圧倒的です。






一方、登美ヶ丘治療院は私一人でパソコンと資料を持参して参加しているだけですからね......。

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トミー

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でも、将来の独立開業を考えるのであれば、まず鍼灸治療院で経験を積むべきだと思うのですが。🧐


SO院長

私もそう思います。将来的に鍼灸院を開業したいのであれば、接骨院や在宅医療会社、美容サロンでの経験だけでは十分とは言えません。

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トミー

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確かにそうですね……。😱


SO院長


トミー

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その点を十分に考えず、何となく就職先を決めてしまうのはもったいないですね。🤔


SO院長

これは個人の問題にとどまらず、鍼灸業界全体に関わる大きな課題です。
少し詳しく説明しましょう。

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鍼灸師の高離職率はなぜ起こるのか 


鍼灸師の主な就職先として、以下のようなものがあります。


○「接骨院」


現在では、日本の伝統療法である「ほねつぎ」は、ほとんど行われておらず、西洋医学の解剖学や生理学に基づいた運動器系疾患の治療が中心となっています。慢性的な肩こりや腰痛に対し、筋肉の疲労や血行不良の改善を目的として鍼灸治療を行っています。



○「スポーツ現場・スポーツ関連施設・介護福祉施設・リハビリ施設・在宅医療(訪問)」


これらの現場では、運動器系疾患に対するリハビリテーションや疼痛管理、コンディショニング調整、ケガの予防、疲労回復のサポートなどを行います。また、ストレッチによる関節拘縮の改善や可動域の回復を目的として、マッサージや鍼灸治療などを行います。


○「美容鍼灸サロン・美容施設・エステサロン」

美容鍼灸を専門とし、顔のたるみ・しわ改善やリフトアップなど、美容を目的とした顔面への鍼治療やマッサージを中心に行います。


○「鍼灸治療院」

WHO(世界保健機関)が鍼灸治療の有効性を認めている適応症は数十種類に及びます。神経痛や関節炎などの運動器疾患をはじめ、消化器系疾患、婦人科系疾患、小児科領域の症状など、幅広い疾患や症状に対して鍼灸治療を行います。

 




このような進路の選択肢がある中で、鍼灸治療院への就職を希望する新卒鍼灸師が最も少ないという驚くべき現実があります。


私は毎年、多くの養成校の就職説明会に参加していますが、どの学校でも鍼灸治療院の参加は、登美ヶ丘治療院を含めても多くて2〜3院程度です。そもそも鍼灸治療院は、接骨院などと比較して雇用を創出できていないという現状もあるのですが・・・。


しかし、私は卒業後まず取り組むべきことは、不足している“鍼灸治療の臨床研修”を補うことだと考えています。そのためにも、新卒鍼灸師は鍼灸治療院で経験を積むべきではないでしょうか。




現在、多くの学生は臨床研修が十分ではないという制度上の課題を抱えているにもかかわらず、鍼灸治療院ではなく、鍼灸治療を部分的に応用する職場を就職先として選択しています。この進路選択の傾向が、鍼灸師の高い離職率を招く大きな要因の一つになっていると考えています。


鍼灸師の新卒者における3年以内離職率は約38.6%と高く、さらに独立開業した鍼灸院の約35〜40%が5年以内に廃業するといわれています。10年を超えると、その割合は約60%に達します。また、鍼灸師の約9割が10年以内に業界を離れるともいわれています。




新卒鍼灸師にとって最も重要なのは、幅広い鍼灸治療を実践している鍼灸治療院で臨床経験を積むことです。この状況が変わらなければ、今後も鍼灸師を取り巻く環境や将来は厳しいままであり続けるでしょう。




『鍼灸治療は、西洋医学とは違う角度から人体を診る、もう一つの医学なのです』