One of these days = never again
🦆県外に住んでいるアタシの叔母さんが亡くなった…。
…ようやく時間が取れるので、久しぶりに顔を見に行こうと思い、電話をしようかと思っていた矢先の、叔父さんからの突然の電話だった。
…ああ、なんということだ。
…いつか会いに行くね、と楽しみにしていたことが、悲しい対面になるなんて。
…以前から脚が悪くて、車いすの生活を余儀なくされていた叔母さんだが、クルマの運転は大好きで、行けると思える場所には、どんどん出掛けていた。
…その車いすもアルミ製の真っ赤なカスタマイズされたモノで、軽くて丈夫なのよ、と自慢げに笑っていたのを思い出す。
…それと前後して、県内では、星野富弘さんが亡くなったというニュースが流れた。
…若くして大怪我のために体が動かなくなり、筆を口にくわえて多くの作品を残した方だ。
…我が家の玄関にもレプリカが飾ってある。
…星野さんとアタシは、何のつながりも無いが、星野さんの作品は、至る所で目にするので、残念な思いだ。
…養老孟司さんが良く言うけど、人には
1人称・2人称・3人称の死
があるんだそう。
…1人称の死は、自分自身だから、自分が死んだって自分じゃ分かりゃしない。
…2人称の死は、自分の身近な人や親しい人の死で、これは深く突き刺さることが多いね、家族や友人はもちろん、人に限らずペットとかもそうだし、推しのタレントとかもだね。
…3人称の死は、ニュースで良く見る世間の死だ。
…アタシにとっての叔母さんは、もちろん2人称だし、星野さんだって、決して知らない人では無いから、やっぱり2人称かな。
…ましてや、お別れを言うために久しぶりに出向くというのは、なんとも足が重い。
…電話をくれた叔父さんだって、更に歳を取ったなあという印象だったし、叔母さんに支えられてきたから、こたえてるだろうな。
…こういう時って、アタシは上手いことが何も言えないんだよね(←っていうか、何も言えなくなっちゃうんだ)。
…そういうことを感じる度に思うのは、
One of these days
(そのうち)というのは、歳を重ねる毎に
never again
(二度とない)ことになっちゃうんだなあ、ということ。
…まだまだ若いと思って、「そのうち」なんて約束をずっと先延ばしにしておくと、実現しないで終わるんだなあ、と。
…それ、絶対に寂しいことだと思う。
…だから、今まで頑張ってきた分、できること・やりたいことを、できるだけたくさんやりたい!って思うんです。
…いつかできるさ、なんてダメなんだよね、まさに思い立ったが吉日なのかも知れない。
…誰かが言ってたよ
何かを始めるのに
手遅れって事は無い
んだよね、アタシも遠慮せずに前進しなくちゃ、と思います。
…皆様、御自愛下さい。