初夏の尾瀬を歩こう【vol.10】まだまだ!勉強中であります
🦆植物でも動物でも姿形が違っていれば、それなりに特徴もあるから、名前の区別がつくんだけど、ちょっと見ただけでは、さっぱり分からない!ということも多いですよね…。
…例えば、湿原で見られるこの花なんですけど、図鑑と🔍照らし合わせながらの自己判断ですが、たぶん
マイサギソウ
【舞鷺草:ラン科】
だと思うんですよね。
…いっぽうコチラは、同じラン科の植物なんですが
ホソバノキソチドリ
【細葉木曽千鳥:ラン科】
だと思うんですよ、あまりにも似てますけど、色とか咲き方とか、なんか違っている気がするので、そうじゃないかなと。
…植物に詳しい方なら、的確な判断ができるのでしょうけど、いくら尾瀬に親しんでいるとは言え、これはまだまだ!勉強が足りません。
…小さい花って、本当に見分けが難しいんですよね。
…例えば、同じラン科の小さな花でも、ここまで特徴的でいてくれたら、何の迷いも無く
ネジバナ【捩花:ラン科】
と人に教えることができますよね。
…いいでしょう?これ、ねじれてるからネジバナ、分かりやすい!
…佇まいも個性的だし、花もピンクで目立つし、アタシの好きな花のひとつです。
…アップで撮っていますが、実際の花の大きさは、5mmほどしかありません。
…しかも、種に至っては、0.0009mgという超軽量サイズなので、まるでホコリのように散らばっていくワケ(←地面まで届くんだろうか)ですね。
…花に寄っては、なかなか見分けも付きませんし、覚えられないのですが、この花なんかは、どことなく『シソ科』じゃないかなあ、と思って調べてみると
ミヤマトウバナ
【深山塔花:シソ科】
と判明して、やっぱり!なんて喜んだりします。
…最近では、Googleレンズみたいにカメラを向ければ、すかさず検索してくれる機能もありますが、尾瀬は通信環境悪いですしね、最後は図鑑に頼ることになります。
…ところが、今回どうしても分からなかったのがコレでして。
…似たような花はラン科にあるので、『○○チドリ』とか言う名前じゃないかなあ、と思って帰宅後じっくり調べたところ
テガタチドリ
【手形千鳥:ラン科】
のようです。
…この花、尾瀬の植物図鑑にも載っていなかったので、辿り着くまでに時間が掛かりました。
…新種というわけでは無いですが、尾瀬の花々も年によって見られたり見られなかったりするので、今回初めて出会ったテガタチドリは、忘れないようにします。
…そろそろ終わりが近いかも。
…皆様、御自愛下さい。