ラグビー観戦日記@熊谷 埼玉ワイルドナイツ vs 東京サンゴリアス
🦆リーグワンの試合の中で、今!最も注目を浴びるカードが、今回のサンゴリアス戦です…。
画像は、ワイルドナイツのファンクラブページ・J-SPORTSのサイトより拝借しました
…昨年のトップリーグ決勝戦に続いて、今回の対戦も無敗(ワイルドナイツは、不戦敗が2つあるが)同士の激突です。
…ここまでのランキングでも、ワイルドナイツとサンゴリアスがトップを争う勢い。
…サンゴリアスは、パワフルなアタッキングラグビーを前面に出してくるアグレッシブなチーム、ワイルドナイツは、ディフェンスで相手の攻撃プランを潰しながら、後半に畳み掛けるスタイル、いわば『盾と矛』の戦いです。
…サンゴリアスの注目選手は、今季加入した、現役オールブラックスのダミアン・マッケンジー選手!キックのルーティンで笑顔を見せる選手として人気です。
…この試合では、いかに彼の笑顔の回数を減らせるか?がポイントですねえ。
…その他にも💥突破力のハンパないサム・ケレビ選手など、侮れないラインナップです。
…対するワイルドナイツは、万全のラインナップ!ですが、大注目はフルバックでスタメンのローカルヒーロー!山沢くん!
…彼の自由奔放なひらめきが、ゲームにどんな影響を与えるのか、これは超楽しみ!
…前回のブレイブルーパス戦で💥大爆発のマリちゃん(マリカ・コロインベテ)にも大注目ですよ。
…さて、会場(熊谷ラグビー場)は、穏やかな天気で、風も優しいコンディション、今回も🎙️DJ-KOOさんが試合前から盛り上げてくれましたし、なんと!YU-KIさんが登場して生歌を披露してくれたことに、お連れさんも大興奮でした。
…DJ-KOOさん60歳・YU-KIさん55歳!元気ですなあ。
…試合は、サンゴリアスが前に前に出て、トライを重ねてリードしますが、ワイルドナイツも修正を重ねて相手のゲインを阻みます。
…ダミアンの微笑みも確実にスコアを伸ばしていきます、やっぱスゴイ選手だなあ、とスタンドからも
拍手が。
…力也くんのキックも冴えて、一進一退の前半でした。
…後半は、ワイルドナイツのリザーブ陣がサンゴリアスの動きを止めます。
…ラスボス・堀江翔太選手がスクラムに加わると、ビシッと強くなるんですよね!フロントの3人を総入れ替えしても世界と戦える実力を持っているのが、ワイルドナイツの強味です。
…注目の山沢くんは、攻守に会場を沸かせましたし、マリちゃんの激走からライリーくんへのつなぎでダメ押しトライを奪ったシーンは、圧巻でした。
…結果はワイルドナイツの勝利!ですが、サンゴリアスのパフォーマンスも見事で、こんなイイ試合を観られたのは、ファンとしては最高にハッピーでした。
ホスト&ビジターについて
…試合の詳細は、メディアでも詳しく紹介してくれるので、ここは、アタシのわがままな理屈を。
…ラグビーの試合は、ホーム&アウエーではなく、ホスト&ビジターと呼びます。
…単に言い方の違いだけじゃ無く、相手をお迎えする精神がラグビーにはあるんです。
…ですから、サッカーや野球のように敵味方の雰囲気が露骨ではありません。
…ワールドカップでは、会場の至る所で、いろんな国のファンが入り交じっていたシーンを良く観ましたが、敵味方のエリアを設けず、お互いにノーサイドであるべき、というファンの姿勢が求められます。
…リーグワンになってから、試合の運営は各チームに委ねられることになり、熊谷ラグビー場は、ワイルドナイツが運営を任されています。
…ただ、ここまでの試合で気になっていたのは、やはり敵味方の色を出そうとしている雰囲気でした。
…ホームチームを盛り上げるのは、運営上大切ですし、そこに情熱を注ぐことは当たり前のことですが、相手チームのプレーに反応が淡泊なのは、どうなのかな?と。
…相手チームにも素晴らしい選手がいるし、勇気あるプレーが随所にある。
…そこを演出の中で、優劣に捉えてしまうのは、ラグビーを壊すことになります。
…アタシの周りは、ワイルドナイツファンで囲まれていましたが、サンゴリアスが素晴らしいアタックの末にトライを決めたところで、スタンドは、ちゃんと拍手してました。
…すごいなあ!やるなあ!という拍手です。
…それに反して、女の子の英語アナウンス(←なんで英語なのかは分からないけど)の感情の無さと言ったら。
…もうちょっと盛り上げるような言い方をすれば良いのに!って思いますし、淡々とアナウンスするなら、無理に言わなくてもイイ。
…試合中にサンゴリアスの流選手がケガをして、交替をするタイミングで、場内解説をしていたワイルドナイツOBの三宅さんは「ナギー(流さん)ナイスファイト!」と🎙️マイクを通してエールを送り、スタンドも大きな拍手に包まれた。
…これが大事なのです!ラグビーをやっている人・ラグビーを楽しむ人には、分かっているのです。
…試合終了間際に、DJさんが「どちらのチームにも応援の拍手を!」と呼びかけていましたが、今回のゲームは、そういう点でも、雰囲気作りが、改善されてきたかな?と思いました。
…試合後の挨拶では、スタンド総立ちでサンゴリアスの健闘を称えました。
大西将太郎さんに出会う
…試合の後はグッズを買ったりして、のんびり駐車場に戻ろうとしたら、なんと!大西将太郎さんに出会いました!
…すかさず、写真をお願いしてしまいましたが、快く応じて下さいました。
…大西さんは、試合の解説やコラムでラグビーの普及に努めていらっしゃいますが、先日、リーグワンの観客数について、コメントしていました。
…Jリーグは、コロナ禍でも1万人を超える集客があるのに、リーグワンは、余りにも少ないと、みなさんはどう思いますか?と。
…今回のサンゴリアス戦は、7000人でしたが、前回のブレイブルーパス戦は、3000人でしたので、倍以上ですね。
…それでも1万人には遠いです。
…ラグビー関係者にとっては、集客人数も大事なポイントなのでしょうが、伸び悩んでいるように思えるのは何故か?アタシなりに考えてみました。
チケットについて
…まず、リーグワンになってから、チケット購入がややこしくなりました。
…トップリーグでは、ラグビー協会が主導でしたので、チケットラグビーなどのサイトで入手しやすかったのですが、リーグワンになってからは、各チームの優先販売など、選択肢が増えて、一般の方が購入しにくくなっています。
…加えて、チケットが💸高い!ので、気軽に観に行こうか、なんてことにはなりません。
…ラグビーをもっと普及したければ、チケット価格を下げて、買いやすくしないと打開は難しいですね。
ファン層について
…Jリーグとリーグワンの明らかな違いは、ファン層です。
…ラグビーの試合を見に行くと、おじさん・おばさんが圧倒的に多くて、10代・20代の若い層をほとんど見ません。
…プレーしている選手が若くてハツラツとしているのに、観ている人は、みんな中年です。
…サッカーは、プレー人口も比較にならないし、若い人には身近な分、感情移入しやすいのでしょう。
…ちびっこにしても、サッカーは相手に触れないので、コロナ禍でも遊べますけど、さすがにラグビーは、そうはいかない。
…タグラグビーがあるだろうって?あれはラグビーじゃナイです。
…ラグビーごっこなんて見たことないし、やるならクラブチームや体育ですもんね、ましてや、荒っぽいし痛いしで、積極的に習わせたい親も少ないでしょうし、友達がいなけりゃ続かないし、ハードル高い気がします。
…情熱的なDJがクラブハウス的に盛り上げても、タレントがビートを効かせても、そこにいる人が落ち着いている人たちですから、ノリはイマイチですよね。
…運営側は、そこも考えた方がイイよ。
…DJが英語をしゃべって、チアが踊って、アメリカナイズしても、それに呼応する年代が少ないんだからね。
…要は慣れだと思うけど、果たしてどうなりますやら。
…次回の熊谷は、3月19日です。
…皆様、御自愛下さい。