6月19日我が地方は深夜から雷がなり大雨でした。
そんな日、今日は岡山で岡山ジム様主催スーパーカラテパートⅡが行われました。
TEAM MSM 真樹塾からは4名参加させて頂き、学ぶこと多く、梅雨の如く湿った一日
でした。
その中でも湿った空気を一瞬和ませてくれた龍翔君。
今回一般デビューです。正直経験もまだ浅く、年齢もまだ15才。基礎の段階ですが、『経験
が肥し』と館長から背中を押され、新人戦へとの運びとなりました。
当然ヘッドガード無しの一般戦。
手に汗握る激戦 ひょっとして・・・・
ウゥ~ン結果、判定負け。
でも、すごく成長がみられ普段は絶対に褒めない館長から「ナイスファイト!おまえ、強くなったなぁ。びっくりした。これからも頑張って」と激励の言葉。
彼の笑顔の瞳が一瞬光って見えたような。気のせいでしょうか
今回は色々と・・・・・・・。
常連組達は思うような結果が出されず
迦月君は高熱で棄権するつもりでしたが彼のファイティングスピリッツで無理を押しての
参加。当日まで組み合わせが分らず現場で確認。
ㇺㇺッ!なんとワンマッチからトーナメントに変更 まして超各上選手
やはり敗退。判定負け。
優貴君も激戦でのイレギュラー。2度のローブローをもらい残念。
ただ彼の眼に熱い思いが・・・・・。
勝ち負けがはっきりする分、切なさが伝わってきます。
最後に勇選手
またまた彼も体調不良&ケガでの参加。熱が出て、ましてや2日前に右足首をはく離骨折
本人とGYMのトレーナーと色々話したんですが、『参加できずして館長から精神面をつつかれるより、試合に出て負けた方がマシで・・・』と参加を決意。当然館長の耳にはいれておらず
ギリギリまで知らん顔。
会場でアップを見てた館長から「あれっ?勇・・動き悪いなぁ。なんかあったん」
やはりバレちゃいました。
すぐ勇は館長に呼ばれなにやら話をしてたかと思うと肩をポンと叩き黙って勇の足を確認。
館長の顔がかなり険しくなり、なにやら一言二言。無理を隠した勇の口から『・・押忍』とポツリ
そのまま勇の足首に入念のテーピング。 ハァ・・大丈夫かな
そうこういう間に試合開始。
1試合目はかなりの勢いでガンガンに。結果勝ちましたが、もう足首が2倍位に腫れ
あがって歩く事すら難しい状態。
みんな棄権を促すが本人はゆずりません。館長に一言『次の試合だけでも出させて
下さい。どうしても次の選手とは交えたいんです。』『・・・・。知らんぞ』渋々続行。
結果やはり負けちゃいました。
回りの人たちは身内びいきで『熱がなかったら・・足をケガしてなかったら・・・』とか言ってる
さなか、彼から「いゃぁ~、やっぱり強いわ。えぇパンチじゃった。特に蹴りもなぁ。」
「納得じゃわ。まいった」って。みんなビックリです。だって彼はビックマウスで絶対に
負けを受け入れぬ人間なんですが・・・。
試合後、勇からのダメ出し。
セコンドの館長から『勇、早よぅ楽にしてもらえ。ダウンさせてもらえ!』って
聞こえたから俺、頑張っちゃいました。ヘラヘラ
何気ない言葉ですが、館長が言った言葉、勇がサラッと言ってのけた言葉、重いですね。
師弟関係の絆がハッキリみえました。
こんな一日でした。
梅雨もそんなに長くは続きません。我がGYMにも日差し眩しい夏の日がすぐそこに
館長説破
『是非に及ばず』 良し悪しを判断する必要は一切無い。 現場での実体験こそ真意
があると思う。
生まれながらにて才能がある者はほっといても力がある。逆に才能を持ち合わせて無い
者は何とか力をつけようと努力する。ここが大事だ。
我に今一度、自問自答 押忍