はまぐり)野尻湖レースレポート1 | MIGHTY TRIATHLON CLUB

はまぐり)野尻湖レースレポート1


7/8 3:00 起床
レース前は緊張のせいであんまり深い眠りにならない。
それでも6時間は寝れたようで安心。
外は雨が降ったり止んだりの空模様。
気象庁のレーダー見ても山の天気はわかんない。
やることないので布団の中でもそもそ。

5:30 朝食
おかずがいっぱいある。昨晩のご飯といい豪華だ。
トライアスロンの遠征はレースだけじゃないのがいいことなのかも。野尻湖景観も素敵だし。
調子に乗って食べ過ぎると胃もたれするのでおかわりは自重。
胃腸の強い人が羨ましい。

7:00 会場受付
受付でナンバリングをしてもらう。
いよいよトライアスロンに出るんだなと実感が湧いてきた。同時に緊張もしてくる。
スタートまで一人でいるとこの緊張がつらい。
Mightyの皆さんと談笑してなるべく緊張しないようにリラックス。
こういうときチームの仲間がいると本当に助かります。ありがとうございます。

7:45 試泳
水温は22度。
外気より暖かい。
ウエットスーツの効果もありあまり寒さは感じない。
500mぐらいアップしようと近場のブイまで泳いでみる。
水質は流石に抜群の透明度とはいかなくても、泥が舞わなかれば湖底がわずかに見えるレベル。
なんだ湖底が見えるから大した深さじゃないのか。
よし、試しにどれくらい深さか潜ってみようとしたのが恐怖の始まり。
潜る。
届かない?
気のせいだと思い。勢いつけてもう一回。
届いた、、、深い。水深250cm以上、もっと沖だと3mはあるの?

3mは深いね。深い?届かないね。届かない?じゃあ溺れたら?
体が一瞬硬直した。

やばい!パニックになる!とにかく体を浮かせて近場のブイに捕まり息を整える。
頭の中でウエットスーツ着ているから大丈夫。
このために1500m以上の泳力を身につけたんだから大丈夫。
クロールがダメなら平泳ぎがあるじゃないか。大丈夫だ。
頭は割とすぐ冷静さを取り戻したけど体が硬直したのがしこりのように残ってる。
これ以上沖には行くのは不安、アップを断念してスタートラインに戻る。
足がつくところまでくるとさっきまでの不安が嘘のようにスタートまだかな~と余裕が出てくる。
不思議だ。

8:20
デンジャラスノッチの挨拶から開会式が始まる。
チームメイトが大会終了後に言ってたけど「Yes We Can!」はトライアスリートにとってピッタリの言葉と思う。
大会会長の地元の人に感謝をという言葉も大会の歴史、重みを感じた。

8:30
第1Waveスタート
この組みは早い人で組まれるらしい。何でもスイムタイムが30分以下とか。
スタート後は禅会長のお話どおり左側に人が密集してる。
そりゃバトルも勃発するわなと思いつつ、自分はスタート前に右端に陣取る。

8:35
第2Waveスタート
ラッパ音とともにスタートラインを切る。
コース右端の先頭でとりあえずダッシュ。
100mぐらい泳いでヘッドアップして周りを見渡す。
思った以上にブイが小さくコースが横に広くて現在地がよくわからない。
後ろから追い抜かれる気配はなし。
とりあえず近くの人のコースに沿って泳いでみよう。
しかし、斜行がひどい。
周囲の人がひどいわけじゃなくてみんなそれぞれが斜めに進んでいる感じ。
相手からしたら自分が斜行してるように見えるんだろうな。
これじゃあついてく方が疲れてしまうと思い、ヘッドアップして第1ブイを見つけ単身で進んでいく。
ペースは相変わらず抜かされることはなくむしろ前の人をするすると抜かしてく。
ショートカットでもしてしまったんだろうか?と弱に不安になってる。

第1ブイ到達
ここで隣から良い感じのペースで追い抜いていく人が一人。しめた!
すかさず追跡を開始。順調に進む。
人を追うだけに集中できることで冷静さがもどったのか、ここでようやく自分の異変に気づく。
普段な2ストローク1ブレスなのが、1ストローク1ブレスしかできない。
焦りで呼吸が乱れてたんだろうと思い気をとり直して1/2ブレスをすると。
苦しい。
苦しいだけじゃない、顔を水中に着けていると試泳の時感じた恐怖心が沸き上がってくるのが分かる。
すぐさま前の人を追うことだけに意識を切り替える。
こういう時は考えず、ただ一点に集中にするのが一番。
ゼッケンナンバーはわからなかったけど前の人ありがとう。

第2ブイ到着
前の人はいきなりペースを上げる。スパートだなと思うも呼吸が乱れるのが怖く追跡を断念。
周りには自分とほぼ同じぐらいのペースの人がちらほら、
時々、スパートかけた人が追い抜かしていくぐらい。
ヘッドアップすればスイムゴールが見える。
一人になったけどやっぱりゴールが見えれば安心してあの恐怖心は出てこない。
順調にペースを維持してゴールを目指す。

スイムアップ
後ろを見ると人が少ない。やっぱり恐怖心のせいで地力以下になってしまったか。
仕方がないバイクでがんばろうと気持ち切り替えトランジションへ走る。

トランジション
さて、スイムウェアは脱ぐことはできるのか?!というのは杞憂に終わりました。
上手いぐあいにぺろーんとめくれて2回で脱げました!やったー
バイクウェアはやっぱりゼッケンで前を止めると着にくい。
今度はパンツのゴム紐を忘れず買っておくんだ。
着替え半ばで隣にMighty現る。まがおさんだ。
help要求があったのでウェット脱ぎ脱ぎのお手伝い。
任務は果たしたのでまがおさんに先行してバイク出発。

バイクLap1
やっほーバイクだぜーウッヒャヒャー!!
とかわかわからんアドレナリン過剰分泌でいきなり40km/h
ナウマン象交差点、レイクハウス前でMighty応援団の声援をもらい、
勢いまかせて坂に突入!失速!15km/hしかでないよ。
低速になったことで頭が冷静になって心拍をまず回復させないとと思うと同時に、
筋肉が硬直してることに気づく。
攣りはしないけど足が回転しない。
とにかく回復だと頭切り替えてペースを落としてゆっくり登りを進む。
試走は前日に1周だけしたけどブラインドコーナーが多くラインが読めない。
さらに路面もウェット、練習でもコーナーを攻めはしてなくてグリップ感覚がわからない。
落車するより減速の方がましただと、終始下りは安全運転を心がける。
たまにヒルクライマーにぶち抜かれる以外は人がいない。ほんといない。
ライン乱されないからいいけど、自分がコースアウトしてるわけじゃないよね?

バイクLap2
平地はいいなぁ。と坂のストレス解消にかっとばす。
それでも36km/hしか維持できないのはトレーニング不足。
再びMighty応援団の声援をもらいレイクサイド登りに入る。
相変わらず坂はダメです。
Lap1よりさらに遅くゆっくり登る。
ゆっくりついでに補給用ゼリーを1本食べる。
斜度がまして息が上がる。そしてむせる。吐きかける。
最適の補給ポイントは登りじゃないことは確か。
ブラインドコーナーは相変わらずラインがよくわからない。
だけどLap1で人が立っているところは確実にブラインドと学習済だ。
これさえわかればコーナー前で右一杯にラインをとって侵入できる。
少しブレーキは減った感じ。
2週目になるとコース場に選手が結構いる。
視界から人がいなくなることはないくらい。
ペースは順調で下りで前走者を次々にパスして、登りでクライマーにぶち抜かれることを繰り返す。
早いのか?遅いのか?多分遅い。
Mightyも何人か抜かしつつ声援を送る。
大会会場のちょうど反対ぐらいの平地でトップ選手に抜けれるゼッケンナンバー3
平地ではそれほど離れなかったけど登りに入った途端見えなくなった。速い!

バイクLap3
再び平地をとばして登りに入る。
ここで2個目のゼリーを飲もうとしたまでは良かった。
しかし、前Lapでむせたのを思い出してちょっとしか飲まなかった。
この選択が後々どうなるかなんて今は全然わかりもしない。
下りは2週目よりもさらにコーナーを攻めれるようになった。
やっとタイヤのグリップ感覚がわかる。
時間かかったけどレース中に感覚戻るなんてまぁまぁついてる。
前週回でトップ選手に抜かされてところでとあるバイク選手に抜かされる。
黄色ゼッケン第2Waveの選手だ。負けられん!!(←ほんとバカ
登坂力は相手方がやや上、だけどちぎられるほどじゃない。
下りも結構上手だけど、感覚を取り戻した俺ならばさらに速く行ける!
そんな思いを胸にお相手さんと自転車チェイス。
もちろん7mドラフティン間隔順守です。
太鼓橋を過ぎた登りで相手選手わずかに失速!
すかさず下りの勢いに乗せてダンシングでまくり上げる。
あとは平地全力を出せば抜くことはできまい。
とか思ってました。トランジションのことも考えずに。

トランジション
バイク降車位置OK
降車OK
あとはラックまで走るだけ、
その時先ほどの選手が到着素足で着地。
素足?しまったあああああああ!
カツカツいわせながシューズで走る、当然素足よりもずっと遅い。負けた。
気をとり直してラン!
靴下なしの自転車で足小指がめくれたので座って靴下着用。
出発。しようと思ったら、立てない。膝が痛い。痛い。痛痛痛痛痛痛痛痛痛!
何とか手をついて立つも今度は腰が痛い。立っているのが辛い。
自転車ではしゃぎ過ぎた。まさかこんなにツケが大きくなるなんて。
でも休むためにトライアスロン出たわけじゃないんだ。
ジョギングよりも遅いスピードでランスタートラインに向かう。