2019 SUPER GT第5戦「富士GT 500 mileレース」レポート | 玉中哲二「DRIVER'S BLOG」withマッハ車検

2019 SUPER GT第5戦「富士GT 500 mileレース」レポート

ADVICS マッハ車検 MC86 マッハ号

最長のレースを完走、17位でゴール

 

 2019 SUPER GTシリーズ第5戦は、8月3〜4日に富士スピードウェイ(静岡県)においてシリーズ最長の500マイル(約800km)レースとして開催。

 

猛暑の中、GT300クラス21位からスタートした#5 ADVICS マッハ車検 MC86 マッハ号(坂口夏月/平木湧也/阪口良平)は、

公式練習からのマシントラブルに悩みながらもゴールまで走りきり17位ゴール。

次につながる収穫のあるレースとなった。

 

 第3戦鈴鹿ラウンドには、29台のGT300車両がエントリー。

ADVICS マッハ車検 MC86 マッハ号は前戦のタイラウンドをスキップし、鈴鹿の2位という良いイメージのまま富士入りした。さらに長いレースということでADVICSブレーキを熟知しているベテランの阪口を第3ドライバーとして起用した。

しかし3日朝の練習走行から交換したパーツのトラブルもあり、そのセッションを25位と苦しんだ。

------------------------

◆公式予選

 公式練習から公式予選までのインターバルでチームはトラブルのあったパーツをアップデートし、セッティングを変更するなどして準備。

 

そして暑さのピークを過ぎた14時50分からQ1がスタートした。

まず乗り込んだのは坂口で、周回ごとにタイムアップし5周目に1分38秒848、そして7周目にも1分38秒943をマークするもタイムアップはならず21位で終了。

トップ16には及ばずこれで今回のグリッドが確定した。

------------------------

◆決勝レース

 4日の決勝レースは、気温33℃、路面温度51℃という猛暑の中、13時47分にスタートした。

ステアリングを託されたのは平木で、最初の4周ほどはタイヤの内圧が上がらずペースを上げることができず

27位まで順位を下げたが、そこからペースを上げると20周目には23位まで挽回。

そのあたりから早めのタイヤ交換でピットインをする車両が出始め、徐々に順位を上げていった。

 

 平木は長めのスティントを担当することとなり、他のチームが1回目のピットインをした41周にはトップに。

そして次の42周でピットイン。給油、タイヤ交換を済ませ坂口が25位でコースへ戻った。

 

坂口はじわじわと順位を上げ65周目には14位へ、さらに100Rでクラッシュした車両がありセーフティカー(SC)が導入。

 

それが解けた74周目にピットインして阪口に交代。給油のみで阪口は18位でコースへ復帰した。

ベテランの阪口はテストでドライブしただけの車両にすぐに適応し、車両の動きを確認しながら周回。

15位前後をキープした。

 

 99周目、ストレートで白煙を上げてストップした車両があり2回目のSCランとなった。

隊列が整って再スタートが切られた104周で阪口はピットインして平木に交代。

給油とタイヤ交換を済ませ、平木は21位でコースへ。GT300クラスは派手なバトルや大きなトラブルが発生した車両もなく、長いレースは淡々と進行していった。

 

134周で平木は最後のピットイン。ここで坂口に交代し、タイヤ交換はせず給油のみで18位でコースへ。

坂口は最後のスティントでひとつ順位を上げて17位でチェッカー。

 

ポイントにも届かない結果だったが、最後まで走りきったことで大きなデータを取ることができた。

 次のレースはチームと坂口の地元、オートポリスでの開催。

地元のファンに活躍する姿を見てもらうべく、今回の結果と反省を元に結果を求めてのレースとなる。

------------------------

坂口夏月

「暑い一日でした。走り始めからずっと流れをつかむことができず、セットアップでもアジャストしていくことができませんでした。公式練習から予選、ウォームアップとセットアップを変更してチェックしていったのですが、根本的な改善ができず残念です。次はチームの地元でもありますし、なんとか良い結果を残せるよう頑張りたいです」

 

平木湧也

「いっぱい走りました。最初のピットでタイヤ無交換を考えていたのですが、40周ぐらいまで引っ張ることとなりました。

最初の数周以外はトップ集団と変わらないようなラップタイムで走れていましたから、次につながるレースにはなったと思います。

クルマ自体のポテンシャルは高いですから、他の要素をしっかり突き詰めてオートポリスでは結果につなげたいです」

 

阪口良平

「今年初めてのGTレースで、練習走行で数周しただけでほとんど乗れないまま決勝レースを迎えましたが、レギュラーのふたりがしっかり走って多くのデータを取ることができました。レースは粘り強くノーミスでピット作業も良かったです。結果的には悔しいレースでしたが、チーム的には自信になったのではないかと思います。

僕も少し貢献できたと思いますし、結果より内容。またチャンスがあればお手伝いしたですね」

 

 

次戦は9/7-8にオートポリスサーキット(大分県)にて開催されます。
応援宜しくお願い致します!

 

 

●マッハ車検HP

https://www.mach5.jp/

 

●チームマッハHP

https://www.mach5.jp/teammach/

 

●100万円プレゼントエントリーHP

https://www.mach5.jp/eventmania/

 

●玉中哲二 Facebook

https://www.facebook.com/tetsuji.tamanaka