あの頃は、手助けしてくれないと感じている夫が、猛毒の矢を私に次々に放っていると思っていましたが、そうではありませんでした。
やっと、振り返る事ができるようになった今、気づけるようになりました。
本当に人間とは、私とは愚かです。自分の事が一番わかりません。この後、夫と上手くいかなくなるのは必然だったようです。
夫の言葉に左右され、景子を引きずり出しても、それはやはり逆効果でした。
景子の抵抗と激しさは増すばかりで、おそらく親の愛情を疑わせる行為になったのだと思います。
「ほらね」私は夫に対してそう思っていました。
「あなたの言う通りにすると、いつも上手くいかない。悪化する」そう、思っていました。
そもそも、いつでも手を下すのは私です。対処して向き合うのは、私。
出勤時間は、影響していますが、そもそも景子は父親を嫌がっていました。
思春期なので、当然なのかも知れませんが抵抗はどんどんエスカレートしました。
朝の闘いは、このくらいで終わったりはしません。
まだまだ続きます。
平日で仕事が休みの日は、最悪です。
なぜなら、タイムアップがいつまでも来ないから。
学校は、遅刻してでも行けるし、いつまで、どのくらい、どんな風に対応するかが問われます。
泣いたりわめいたり、叫んだり怒鳴ったり、さとしたり説得したら、甘やかしたり囁いたり…。
根っから生真面目な二人は、正面から素手で闘い続けたのです。