なぜ、こうなると大変かと言うと‥

 

父と母が正反対の存在になるからです。

そもそも、両親とはそんな役割でもあるのですが、どちらも極端すぎました。

 

そして、寛容な母親の役割を演じる事は、それはそれは大変な事でしたが、少しだけできるようになると喜びに変わります。子どもたちの為にできる事は、このくらいの事しかありませんでした。

だから、悪役の父親は嫌われ、当然、善良な役割の母親は子どもたちに慕われるわけです。

 

当然の流れです。

ただ、この事が、更に夫の緊張と険悪さと孤独に拍車をかけたました。

そして、当然、妻にも嫌われます。

 

これは、仕方のない事です。

鬼のような顔で帰宅し、お酒を飲み愚痴を言う。怒鳴る。怒る。

激高の日々‥数カ月‥数年‥が続きました。

 

激高とは、感情が高ぶり興奮して激しく怒る事です。

真実は、そんなに優しいものではありませんでしたが、他に表現ができません。

 

『自分の事を理解してくれない』と、相手を殺してしまいそうな形相でした。

私は、一言も反論しませんでした。彼が号泣していると感じていたから‥

 

でも、それが良くなかったのかもしれません。

後から、そう反省しました。

 

『この人は言っても分からない。伝わらない。』と、思っていたのですから。

失礼な話です。

 

 

でも、反論すれば火に油を注ぐことになったでしょう。

子どもたちは、息をひそめて暮らすようになりました。

 

私は、火の粉が飛ばないように、焼けこげながら盾になっている気持ちでした。

これも悪循環をよびました。