Rくんを病院に送り届けた日の話です
Rくんとのお別れはあっという間の出来事で、ギュッとすることもできず流れ作業のようなお別れとなりました
いちいち泣かれたりしたら看護師さんたちの仕事も滞るだろうからだけど、それにしてもお預かりがさりげなさすぎる…
びっくりして涙も出なかったよ
翌日は手術なのでまた翌日会うことができるのですが、ほんとあっという間の出来事だし、Rくんが連れていかれようとしているまさにその瞬間も別の看護師さんからは質問受けなきゃだし…
なんだか…なんだか…だよ
手術は午後からだけど朝7:30までには病院につくようにと。自家用車で来院すると交通渋滞などで遅れる可能性があるので、電車で来るように念押しされました。7:30着って家を何時に出ればいいのだろうか…
とりあえず、病院は本日はこれにて一旦終了。
次の用事を済ませるために駅に向かい、無意識に優先席のドアの前で待っている自分がいて、「あぁ、そうだったな」と。
赤ちゃん連れてないからどこにでも座れるんだった。。
目的の駅で下車して、まだ時間に余裕があるなと思ってホームのベンチに座り、Rくんどうしてるかなとぼんやりと天井を見上げながら想いを馳せていました。
スンスンっと鼻をすする音が聞こえてきて、あれ私無意識に泣いてた⁇とハッとしたのですが、泣いていたのはどうやら隣のお嬢さん。
帽子を目深に被りマスクもしているし、地下鉄だから電車が通るたびにあらゆる音がかき消されるので、泣いていることを確信できるまで少し時間を要しました。
泣きたいような叫びたいような気持ちだった私の隣でたまたま泣いている人がいて、事情は違えどわかりあえるものがあるのではと思い、意を決して声をかけました
「大丈夫ですか⁇」
チラッとこちらをみた時に泣いているのがはっきりわかりました。案の定「大丈夫です」とのお返事。
どんなに悲しくても見ず知らずの人に話すことなんかないか…と思いつつ、4-5分隣に座っていたのですが、隣のお嬢さんはまだ泣き続けていました。
もう一度「大丈夫?私も実は朝から泣きたい気分で。息子が入院してて明日手術なんですよ」と声をかけました。
驚いた表情をしてこちらを向いてくれまして、見ず知らずの私たちはそこから会話を始めました。
彼女は病気を患っていて、治療や体調と仕事の両立に悩んでいるとのことでした。前の上司が病気や治療に理解がなく激務だったため、長めの休暇を申し出て休暇をとってるうちに上司が代わり、どうやら新しい上司は理解しようとしてくれている。それを信じて出社してみるかどうか悩んでいた、と話してくれました。地元を離れて東京に出てきて、頑張っている方でした。
とても優しい人で私のことも気遣ってくれて、お互い何かが解決したわけではないけれど、なんだか温かい気もちで笑顔で別れました。彼女の涙も止まっていて、まさかこんなところで自分のことを心配して声をかけてくれる人がいるとは思わなかったと言っていました。
悲しみって1人で抱えていると重いけど、誰かとシェアとすると少し軽くなったり悲しみの角が取れたりすることってありますよね。
心配して声をかけたのだけど、私自身の悲しみの角も取れた出来事でした
↑洗えるおもちゃしか病棟持ち込みできなかったので、こちらを持参しました‼︎
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