自社のWebサイト(ホームページ)をアップしている中小企業が多くなりました。

内容はといえば、企業概要の説明だけというものから、自社商品のネット販売機能まで設けているものまで多岐に亘っています。

中には、デザイン的にも趣向をこらしたものや、企業理念や社長メッセージをしっかりと掲載しているものまで見受けられます。


ただ、中小企業がWebサイトを立ち上げて最初に立ちはだかるのが、Webサイトの存在をどのようにネット・ユーザーに知らしめるかということではないかと思います。


日々、たくさんのサイトが立ち上がる中で、自社のWebサイトが埋もれることなく、その存在感をアピールしていくには、どのような方法が考えられるのでしょうか?

自社の社名をキーワードにして検索してもらえれば、ヒットすることもあるのですが、中小企業の場合、自社名で検索される可能性はまだ低いと言わざるを得ません。


そんな時に有効だと言われているのが、検索連動型広告です。


Wikipediaによると、次のように書かれています。


「検索エンジンで検索されたキーワードに関連した広告を配信するインターネット広告の一種。代表的なメディア(媒体)としてオーバーチュアの「スポンサードサーチ」や、Googleの「アドワーズ」がある。」


自社の社名ではなく、自社の提供する商品やサービスに関連するキーワードを用いて広告を展開するというものです。広告なので媒体費が発生しますが、中小企業でもこれに目をつけて成功した事例が、テレビや雑誌で紹介されています。


有名なところでは、羽田空港近辺で旅行者向けのパーキング・サービスを提供する会社や、屋形船での宴会需要を取り込んだ会社などがあります。


もし、Webサイトを立ち上げて、次のステップに進む段階に来た場合は、この検索連動型広告が選択肢の一つになるかも知れません。


もちろん、広告を打つのですから、自社でアピールしたい商品やサービスをしっかりと持っていることが大前提です。

仕事柄、社の代表電話に「自社商品・サービスをPRしたい」というお問い合わせをいただくことがあります。

話を聞いていると、広告を打つだけの予算が取れないので、費用のかからない(費用がゼロだという書籍も出ていますが・・・)パブリシティにトライしようとしているとのこと。


そこで、具体的にPRをしていきたい商品やサービスが何なのかを聞いてみると、十中八九は、ありふれたものだったりします。しかも、短期的な売上げの獲得にばかり目が行ってしまい、ゆっくりと自社ブランドを構築していこうという余裕が感じられません。(※)


この不況の中、少しでも日銭を稼ぐという意味ではもっともなことなのですが、それでは、「焼け石に水」になってしまうし、価格競争になってしまえば、大手企業を相手に勝ち目はありません。


競争戦略にあるように、ニッチ市場に活路を見出すという手もあります。

まずは自社の強みとする商品・サービスをニッチな市場に投入して、そこで確固とした地位を築いていくことが一つの方策であると考えています。


その際に、協力な武器となるのがネットです。


次回はネットの活用方法について、触れてみたいと思います。



(※)勿論、お問い合わせをいただく中小企業の中には、ものすごく光る商品・サービスを持っていることがあるのも事実です。

中小企業が自社ブランドを構築する場合、まず最初に取り組まなければならないのは、何を前面に出してブランディングを行うか、ということです。


中小企業というと、製造業では大手企業のOEM生産がメインだったり、サービス業でも仕入れ販売が中心であったりと、自社オリジナルの商品やサービスがないという残念な現実に行き当たることがあります。


ブランディングをするのであれば、まずは他社にない独自性を創る・再発見する必要があります。


地元の商店街を歩いていると、お菓子の製造・販売を行っている商店や、洋服の製造・修理を行っている商店を見つけます。実は、このような商店にも、自社ブランドをアピールする余地があるように思います。

案外、このような商店の中には、他社との差別化を図れるような独自性を持っていたりするので、まずは自社の強みとは何かを改めて見直すことが必要かも知れません。


場合によっては、経営者や従業員では気がつかないところで、その独自性が潜んでいることがあります。


第三者の視点で、自社の商品やサービスを見つめなおす機会があると、意外な発見に出くわすことがありそうです。