入試を「1人でも多くの受験生に受けてもらう」ために、各私立中学校が苦心の末にたどり着いた”答え”が、「受けやすさ」でした。

 

受けやすくすることを考えたら、

 

・間口を広げる(入試回数を増やす)。

・時間帯をずらす(午後受験/夕方受験の実施)。

 

となるのは、必然でした。

 

しかし、これだけでは、少子化の波を乗り越えられない、と考えた学校は、大ナタを振るうことを厭いませんでした。

 

それらの学校が共通している動きをまとめると、この3つに集約されます。

 

◇共学化◇

◇単科(主に算数)入試の導入◇

◇医学部進学コースの設置◇

 

 

神奈川地区でまっ先に動いた(たぶん)のは、中央大学附属横浜中学でした。

 

2010年に横浜山手女子中・高から、華麗に変身を遂げ、今に至るわけですが、この変身は大成功をおさめます。

 

この一例を皮切りに、”低迷していた”男子校や女子校が、次々に、共学化へと動き、さらに大学附属校(提携校)になったり、学校名を変えたりしました。

 

共学化へ動いた学校を、ざっと書き出してみますと、

 

広尾学園中・高(2007~旧 順心女子学園中・高)

東京都市大付等々力中・高(2009~旧 東横学園中・高)

横須賀学院中・高(2009~青山学院大学と提携、学校名は変更なし)

三田国際学園中・高(2015~旧 戸板中・戸板女子高)

青山学院横浜英和中・高(2016~旧 横浜英和学院中・高)

法政第二中・高(2016~学校名は変更なし)

八雲学園中・高(2018~学校名は変更なし)

などが挙げられます。

 

僕の塾生が受験対象としているエリアの学校を紹介しました。漏れ等あったらゴメンなさい。

 

これらの学校の、ある意味 思い切った変革は、今のところ、「成功」だと言えそうです。

 

受験生は増えていますから、ね。

 

当然、各有名塾から発表されている偏差値表(合格難易度表)でも、軒並み「ポイントが上昇中(=人気上昇中)」と出ています。

 

ところで、この偏差値表(合格難易度表)、ちょくちょく入試を語る際に登場してきますが、

 

四谷大塚さんの偏差値表と、日能研さんの偏差値表とでは、何がどう違うのでしょうか?

志望校をチョイスする際、留意すべきポイントは、何でしょうか?

 

このブログが、どこかで悩める受験生ご家族の 新たな指針となれば、幸いです。